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Kindle端末で漫画は読みにくい?見開きは?【iPadと比較】
要約すると
- Kindle端末でも漫画は読もうと思えば読める
- 見開き表示はできるが、見開きで読むには小さい
- 電子書籍の漫画を読むなら個人的に10インチ以上をおすすめする
漫画を読むためにKindle端末の購入を検討されている方の中には、漫画をちゃんと読めるのか気になる方も多いはず。
そこで、この記事では実際にKindle端末を使って漫画を読めるのか検証していきます。
Kindle端末で見開き表示できる?
Kindle端末でも見開き表示はできますが、ディスプレイのサイズ的に見開きの状態で読み進めるのは厳しいです。
比較用として左側には、10.9インチのiPadを置いています。10インチ以上あれば見開きの状態でも快適に読むことができますね。
Kindle端末買うならどれがおすすめ?
漫画を読むためにKindle端末を買うなら、できるかぎりディスプレイのサイズは大きいモデルをおすすめします。
とは言っても、Kindle Oasisのような高級モデルは買わなくても良いので、ディスプレイのサイズが大きいかつ価格や容量が優れているモデルがおすすめ。
結論、Kindle Paperwhiteを買っておけば間違いはないでしょう。容量も重視するならKindle Paperwhite シグニチャー エディションもアリですね。
Kindle端末で漫画は読みにくい?見開きは?検証
それでは、実際にKindle端末を使用して漫画は読みにくいのか検証をしていきます。
比較用として今回は10.9インチのiPadも用意しました
6インチあれば漫画は読める
まず最初にKindle端末のディスプレイサイズから。
好みはあると思いますが、ディスプレイのサイズは6インチもあれば比較的スムーズに漫画のセリフを読めます。
読みやすいか?と言われると微妙。ですが、読めないことはないというのが正直な感想。
小説などと違い、漫画はコマによってセリフの文字が小さいときありますよね。
特に電子書籍版(WEB)で公開・連載されていた漫画ではなく、雑誌などの紙媒体で連載されていた作品では、セリフの文字が小さいケースがあります。
とはいえ、6インチのディスプレイサイズであれば許容範囲として読めるサイズと言えるでしょう。
今回使用しているモデルは「Kindle Paperwhite」の6インチモデルですが、新型のKindle Paperwhiteでは、ディスプレイサイズが6.8インチまで大きくなっています。
Kindle端末で見開き表示で読むのは厳しい
Kindle端末でも画面を横向きにして見開き2ページで表示させることはできます。
見開きで表示させることはできますが、ディスプレイのサイズを考えるとセリフの文字を読むのは厳しいですね。
比較用として、左側に10.9インチのiPadを並べていますが、10.9インチのサイズであれば見開きにしてもスラスラとセリフを読むことができます。
実際にKindle端末がどれくらい小さいのかと言うと、上の画像をご覧ください。
10.9インチのディスプレイを横向きにした見開きの状態よりも縦向きのKindle端末の方が小さい状況です。
2ページ見開きの状態で漫画を読みたい人は、Kindle端末は避けたほうが良いでしょう。
カラーを表示させることができない
Kindle端末では、残念ながらカラーを表示させることができません。
これはディスプレイの仕様上仕方がありません。
小説などであれば基本的にカラーは不要なので気になりませんが、漫画の場合はカラーで表示させたいときもありまよね。
例えば、漫画の表紙。あとは作品によってはカラーのページがあるものもあります。
それら全てが白黒でしか表示できないというのは、漫画好きにとっては大きなデメリットになるでしょう。
Kindle端末はE-Inkという電子ペーパーのディスプレイを採用しているのでモノクロでしか表示できないんですよね
漫画を見開きで読みたいならKindle端末はやめた方が良い
そもそもなぜ電子書籍の漫画を見開き2ページで読みたい人がいるのか?
理由は、片側1ページ表示では漫画の技法の1つである「見開きページ」が来たときに途切れてしまうから。
片側1ページの表示では、ページをめくったときに見開きが来ても途切れてしまいます。
また、見開きを使った特殊なコマ割りが来たときも片側1ページでは成立しないこともあります。
見開きが来たときだけタブレットを横向きにすれば良いという考え方もあります。
ただ・・・個人的にはページをめくったら迫力ある見開きドン!という感覚を味わいたい派です。
紙の漫画だったら味わえたのに、Kindleの電子書籍で読んだら味わえないというのは許せない。
という考えの方で、見開きで漫画を読みたい方はKindle端末ではなく10インチくらいのタブレットの購入をおすすめします。
Kindle端末で漫画を読むならおすすめのモデル
Kindle端末のデメリットは理解した上で、それでもKindle端末で漫画を読みたいという方向けに、おすすめのモデルがこちら。
それぞれのモデルの特徴の違いを比較表にまとめたものがこちら。
モデル | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | シグニチャーエディション |
評価 | |||
価格 | 14,980円〜 | 29,980円〜 | 21,980円 |
ディスプレイ | 6.8インチ | 7インチ | 6.8インチ |
解像度 | 300pi | 300pi | 300pi |
フロントライト | LED 17個 | LED 25個 | LED 17個 |
容量 | 8GB / 16GB | 8GB / 32GB | 8GB / 32GB |
防水 | 対応 | 対応 | 対応 |
充電ポート | USB-C | micro USB | USB-C |
接続 | Wi-Fi | Wi-Fi / 4G | Wi-Fi |
特徴 | 最も安いエントリーモデル。性能面は劣るものの新型では、よりパワーアップしたものが登場。 | Kindle端末の中で最も価格の高い最上位モデル。本体にページ送りボタンが搭載されているのが特徴。 | Kindle Paperwhiteの特別モデル。保存容量が32GBまで増えておりワイヤレス充電スタンドにも対応。 |
Kindle Paperwhite(キンドル・ペーパーホワイト)
ポイント
- 従来のモデルよりも0.8インチ大きくなった6.8インチディスプレイ
- 価格とスペックのバランスが良い
- 保存容量は8GB・16GBから選べる
価格と性能面のバランスが最も良いモデルが「Kindle Paperwhite」です。ディスプレイのサイズも従来の6インチから6.8インチになったことで漫画も読みやすくなったと言えます。
Kindle Oasis(キンドル・オアシス)
ポイント
- Kindle端末の中で最も大きい7インチディスプレイを採用
- 保存容量32GBまで選べる
- ディスプレイ横にページ送りボタンが搭載されている
漫画を読むためのディスプレイサイズは大きいに越したことはないので、とにかくディスプレイのサイズは大きい方が良いという方におすすめ。ただし、価格を考えると一般的なタブレットも選択肢に入ってくるモデルでもあります。
Kindle Paperwhite シグニチャー エディション
ポイント
- 通常のKindle Paperwhiteとは異なる特別なモデル
- 6.8インチのディスプレイを採用
- 広告なし+保存容量32GB
電子書籍の漫画は1冊あたりの容量が大きいため、たくさん保存したい人はなるべく容量は大きいモデルをおすすめします。通常モデルは最大16GBまでしか選べませんが、この特別モデルは32GBなので2倍保存することができます。
Kindle Paperwhite シグニチャー エディションの魅力は、「広告なし+保存容量32GB」で価格が安いということ。
通常モデル(16GB+広告なし)と特別モデル(32GB+広告なし)を比較したものがこちら。
モデル | 容量 | 広告なしの価格 |
---|---|---|
Kindle Paperwhite | 16GB | 19,980円 |
Kindle Paperwhite シグニチャー エディション | 32GB | 21,980円 |
通常のモデルで「16GB+広告なし」を選んだ場合と、シグニチャーエディション「32GB+広告なし」を比較すると価格差は2,000円。
2,000円で2倍の保存容量が増えることを考えると、通常モデルで16GBを購入するのであればシグニチャーエディションを選んだ方がお得と言えるでしょう。
Kindle端末で漫画は読めるのか?まとめ
まとめ
- Kindle端末のディスプレイサイズでも、漫画は一応読める
- 見開きの2ページ表示で漫画を読むには厳しい
- 見開きで漫画を読みたい人は、10インチ以上のタブレットがおすすめ
- Kindle端末ではカラーの表示はできないので注意
Kindle端末は、本体のサイズが軽くて持ちやすく、1度のフル充電で数週間使えるほどのバッテリー持ちというのは魅力的。
見開きで漫画を読むつもりはないという方で、カラーで表示できないことにもデメリットを感じないのであればKindle端末はおすすめです。
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