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歴代のアガサ・クリスティー賞受賞作品一覧

歴代のアガサ・クリスティー賞受賞作品一覧

新人ミステリ作家の発掘と育成を目的とするアガサ・クリスティー賞。2011年の第1回から2026年の第16回まで、大賞・優秀賞の受賞作品を年度別に掲載しています。年代・年・作品名・著者名・開催回から検索できます。


歴代のアガサ・クリスティー賞受賞作品を探す

第1回から第16回までの記録を掲載。年代・年・作品名・著者名・開催回から探せます。

2026年 アガサ・クリスティー賞

第16回

大賞
  • 水籠城の聖骸 - 早川書房
    芦馬仁 2026年11月刊行予定
    紀元前225年――魏の王都・大梁(たいりょう)は秦の水攻めにより、濁流の中に沈みつつあった。陸の孤島と化した城の上層階で、魏王ら生き残った8人は脱出策を練る。そんな中、密室で魏王が何者かに殺されてしまい、権力の象徴たる玉璽(ぎょくじ)も盗まれてしまう。容疑者は残った7 人全員。誰もが魏王を殺す動機を持っていた。魏将・天堂亜(てんどうあ)は新たな王・姫煌(きこう)の護衛に任命されるが、姫煌もまた不審な死を遂げる……。沈みゆく魏を舞台としたダイナミックな本格ミステリ。 - 早川書房

2025年 アガサ・クリスティー賞

第15回

大賞
  • 『ボスポラス 死者たちの海峡』の表紙
    川瀬美保
    憂愁の都市、イスタンブール。自殺した日本人音楽家の不可解な遺書について、左遷明けのオヌール警部補や漫画オタクのジャン巡査部長は捜査を始める。在トルコ日本人たちの複雑な人間関係、さらには連続女性転落死との恐るべき繫がりが浮き彫りになり……。 - 早川書房

2024年 アガサ・クリスティー賞

第14回

大賞
  • 『マリアを運べ』の表紙
    マリアを運べ - 早川書房
    睦月準也
    17歳の運び屋の風子に、ある荷物を運んでほしいという依頼が持ち込まれた。一度走った道をすべて記憶している風子は、持ち前の運転技術を活かして長野県の諏訪を目指す。ヤクザや新興宗教、某国のスパイまでもが荷物を狙うなか、彼女は依頼を完遂できるのか。 - 早川書房

2023年 アガサ・クリスティー賞

第13回

大賞
  • 『時の睡蓮を摘みに』の表紙
    時の睡蓮を摘みに - 早川書房
    葉山博子
    あたしは、世界の本当の姿を知りたい。 1936年、旧弊な日本を抜け出し、仏印ハノイで地理学を学ぶことになった鞠。三人の男との出会いが、彼女に植民地や戦争の非情な現実を突きつける。運命に翻弄されながらも強くあろうとする鞠の人生の行き着く先は──。 - 早川書房
優秀賞
  • 『機工審査官テオ・アルベールと永久機関の夢』の表紙
    一七〇二年、ある公国の司教区で、高額褒賞目当てに永久機関をうたう詐欺が横行し、機工審査官テオが真贋を見極める任務を担う。テオの父親はかつて機構を考案したが詐欺師の濡れ衣を着せられ、火刑に処せられた。テオは父が追い込まれた真相を明らかにできるのか…… - 早川書房

2022年 アガサ・クリスティー賞

第12回

大賞
  • 『不在の生存証明』の表紙
    不在の生存証明 - 早川書房
    西式豊
    VR手術を専門とする脳神経外科医の牧野は、少女エリカへの視覚再建装置埋設に成功。しかし、術後彼女は恐ろしい幻影に脅かされる - 早川書房

2021年 アガサ・クリスティー賞

第11回

大賞
  • 『同志少女よ、敵を撃て』の表紙
    逢坂冬馬
    独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは? - 早川書房

2020年 アガサ・クリスティー賞

第10回

大賞
  • 『掃除機探偵の推理と冒険』の表紙
    そえだ信
    北海道札幌方面西方警察署の刑事鈴木勢太は、捜査中に事故に遭い気がつくと「ロボット掃除機」になっていた! そのうえ隣の部屋で死体を発見してしまう。しかし彼には愛する姪・朱麗を義父のDVから守るという使命が。掃除機の姿となった勢太は、壁や段差、隣室の死体の謎など、数多の障害を乗り越え、朱麗の待つ小樽へと辿り着くことができるのか? - 早川書房
優秀賞
  • 『ヴェルサイユ宮の聖殺人』の表紙
    宮園ありあ
    1782年5月――ブルボン朝フランス王国が黄昏を迎えつつある頃、国王ルイ16世のいとこにして王妃マリー=アントワネットの元総女官長マリー=アメリーは、ヴェルサイユ宮殿の施錠された自室で刺殺体に遭遇する。殺されていたのは、パリ・オペラ座の演出家を務めるブリュネル。遺体は聖書をつかみ、カラヴァッジョ「聖マタイと天使」に血文字を残していた。そして、傍らに意識を失くして横たわっていたのは、戦場帰りの陸軍大尉ボーフランシュだった――。マリー=アメリーは集った官憲たちに向けて、高らかに告げる。「この方の身柄を預けて下さいませんこと? 私のアパルトマンで起きた事件です。こちらで捜査しますわ。無論、国王陛下の許可はお取りしますからご安心下さい」「俺は助けて欲しいと一言も言ってない! 」かくして、奇妙な縁で結ばれた、才女気取りのやんごとなき貴婦人と第一容疑者のボーフランシュ大尉は、謎多き殺人事件に挑む。 - 早川書房

2019年 アガサ・クリスティー賞

第9回

大賞
  • 『月の落とし子』の表紙
    月の落とし子 - 早川書房
    穂波了
    それは人間の進歩を証明する、栄光に満ちたミッションのはずだった――。新しい時代の有人月探査「オリオン計画」で、月面のシャクルトン・クレーターに降り立った宇宙飛行士が吐血して急死する。死因は正体不明のウイルスへの感染……!?生き残ったクルーは地球への帰還を懸命に試みるが、残酷な運命に翻弄されて日本列島へ墜落する――致死性のウィルスと共に……。空前絶後の墜落事故!そして未曾有のバイオハザード!極限状況の中で、人間は人間自身を救い希望を見出すことができるのか。クリスティー賞史上、最大のスケールで描かれる超災害ミステリ。 - 早川書房
優秀賞
  • 『それ以上でも、それ以下でもない』の表紙
    折輝真透
    1944年、ナチス占領下のフランス。 中南部の小さな村サン=トルワンで、ステファン神父は住民の告解を聞きながらも、集中できずにいた。昨夜、墓守の家で匿っていたレジスタンスの男が、何者かによって殺されたのだ。 祖国解放のために闘うレジスタンスの殺害が露見すれば、住民は疑心暗鬼に陥るだろう。戦時下で困窮する村がさらに混乱することを恐れたステファン神父は、男の遺体をナチスに襲撃された隣町に隠し、事件の隠蔽をはかる。 だが後日、ナチス武装親衛隊のベルトラム中佐がサン=トルワンを訪れる。レジスタンスが匿われていると信じる住民にも、目的が判然としないベルトラム中佐にも、ステファン神父は真実を告げることができない……。 孤独に葛藤し、村を守るため祈り続けた神父が辿り着いた慟哭の結末とは。 - 早川書房

2018年 アガサ・クリスティー賞

第8回

大賞
  • 『入れ子の水は月に轢かれ』の表紙
    オーガニックゆうき
    那覇・水上店舗通り――繁華な国際通りから一本入ったその場所は、猥雑なバックストリートだ。かつては湿地帯だったガーブ川を、戦後に不法占拠して生まれたワンダーゾーン。……いわば、風来坊たちの隠れ家である。水害で死んだ双子の兄の身代わりとして、偽りの人生を生きてきた孤独な青年・岡本駿。母を振り切って実家を飛び出した彼は放浪の果て、水上店舗通りに辿り着いた。高齢フリーターの川平健、そして老女傑の鶴子オバアと出会い、居場所を見つけた駿はやがて、オバアの店を譲り受け『水上ラーメン』をオープンする。しかし開店当日、最初の客が謎多き水死体として発見される。 - 早川書房

2017年 アガサ・クリスティー賞

第7回

大賞
  • 『窓から見える最初のもの』の表紙
    村木美涼
    心療内科に通う女子大生、購入した油絵の真贋を疑う経営者、喫茶店の物件探しを依頼された不動産屋の女性、自分の名前を騙った失踪人に戸惑う会社員。年齢も性別も境遇もちがう4人の人生に待ち受けていたのは……細部の描写、精緻な構成が光る日常のミステリ。 - 早川書房
優秀賞
  • 『殺生関白の蜘蛛』の表紙
    殺生関白の蜘蛛 - 早川書房
    日野真人
    「松永弾正が蔵した天下の名器・平蜘蛛の茶釜を探せ」豊臣家に仕える舞兵庫は、太閤秀吉と関白秀次から同じ密命を受ける。太閤への恐懼か、関白への忠義か……。二君の狭間で懊悩する男の周囲を、石田三成が暗躍し納屋助左衛門が跳梁する。吹き荒れるのは後嗣を巡る内紛の嵐。果たして権力者達が渇望する平蜘蛛の禁秘は何をもたらすのか? 茶器に潜む密謀と秀次事件の真相に迫る歴史ミステリ。 - 早川書房

2016年 アガサ・クリスティー賞

第6回

大賞

該当作なし

優秀賞
  • 『花を追え』の表紙
    花を追え - 早川書房
    春坂咲月
    仙台の夏の夕暮れ。篠笛教室に通う着物が苦手な女子高生・八重はふとしたことから着流し姿の美青年・宝紀琥珀と出会った。そして仕立屋という職業柄か着物にやたらと詳しい琥珀とともに、着物にまつわる様々な謎に挑むことに。ドロボウになる祝い着や、端切れのシュシュの呪い、そして幻の古裂「辻が花」……やがて浮かぶ琥珀の過去と、徐々に近づく二人の距離は果たして――? - 早川書房

2015年 アガサ・クリスティー賞

第5回

大賞
  • 『うそつき、うそつき』の表紙
    うそつき、うそつき - 早川書房
    清水杜氏彦
    国民管理のために首輪型嘘発見器の着用が義務付けられた世界。非合法の首輪除去技術を持つ少年フラノは、強盗犯、痣のある少女、詐欺師、不倫妻、非情な医者、優しすぎる継母など、様々な事情を抱えた人々の依頼を請けて日銭を稼いでいた。だが彼には密かな目的があった。ある人のために特殊な首輪を探しだして、外すこと。首輪には複数のタイプがあり、中でも、フラノに技術を仕込んだ師匠ですら除去法を教えられず、存在自体ほとんど確認されていない難攻不落の型こそ、フラノが探す首輪・レンゾレンゾだった。レンゾレンゾを求めることがやがてフラノを窮地へ追いやり、さらには首輪に隠された秘密へと導いてゆく。人はなぜ嘘をつき、また真実を求めるのか。フラノが辿り着いた衝撃の結末とは? - 早川書房

2014年 アガサ・クリスティー賞

第4回

大賞
  • 『しだれ桜恋心中』の表紙
    しだれ桜恋心中 - 早川書房
    松浦千恵美
    若手文楽人形遣いの屋島達也は、師匠・吉村松涛のもとで充実した修業の日々をおくっていた。そんなある日、達也は怪しげな魅力を持つ花魁の文楽人形「桔梗」を見つける。桔梗は『しだれ桜恋心中』という演目専用に 作られた、特別な人形らしい。だが、約60年前に『しだれ桜恋心中』が上演された際、技芸員が次々と不審死を遂げていたことを知り、達也は桔梗に近づくことを恐れはじめる。 - 早川書房

2013年 アガサ・クリスティー賞

第3回

大賞
  • 『致死量未満の殺人』の表紙
    致死量未満の殺人 - 早川書房
    三沢陽一
    雪に閉ざされた山荘で、女子大生・弥生が毒殺された。容疑者は一緒に宿泊していた同じ大学のゼミ仲間4人――龍太、花帆、真佐人、圭。外の世界から切り離された密室状況で、同じ食事、同じ飲み物を分け合っていたはずなのに、犯人はどうやって弥生だけに毒を飲ませることができたのか。警察が到着するまで、残された4人は推理合戦を始める……15年後、雪の降る夜。花帆と夫の営む喫茶店を訪れたのは、卒業以来、音信不通の龍太だった。あと数時間で時効を迎える弥生の事件は、未解決のまま花帆たちの人生に拭いきれない影を落としていた。だが、龍太はおもむろに告げる。「弥生を殺したのは俺だよ」たび重なる推理とどんでん返しの果てに明かされる驚愕の真相とは? - 早川書房

2012年 アガサ・クリスティー賞

第2回

大賞
  • 『カンパニュラの銀翼』の表紙
    カンパニュラの銀翼 - 早川書房
    中里友香
    1920年代後半の英国。エリオットには秘密があった。資産家の子息の替え玉として名門大学で学び、目が見えなくなった「血のつながらない妹」のため、実の兄のふりをして通いつめる日々。そんなエリオットの元に、シグモンド・ヴェルティゴという見目麗しき一人の男が現れる。物憂い眩暈。エレガントな悪徳。高貴な血に潜む病んだ「真実」――精緻な知に彩られた、めくるめく浪漫物語。 - 早川書房

2011年 アガサ・クリスティー賞

第1回

大賞
  • 『黒猫の遊歩あるいは美学講義』の表紙
    森晶麿
    でたらめな地図に隠された意味、しゃべる壁に隔てられた青年、川に振りかけられた香水、 現れた住職と失踪した研究者、頭蓋骨を探す映画監督、楽器なしで奏でられる音楽……。日常のなかにふと顔をのぞかせる、幻想と現実が交差する瞬間。美学・芸術学を専門とする若き大学教授、通称「黒猫」は、美学理論の講義を通して、その謎を解き明かしてゆく。 - 早川書房

目次

アガサ・クリスティー賞とは

アガサ・クリスティー賞とは

アガサ・クリスティー賞は、早川清文学振興財団と早川書房が英国アガサ・クリスティー社の協力で創設した新人ミステリ賞。日本語で書かれた未発表作品を対象に、本格ミステリやスパイ小説、サスペンスなど幅広い分野から、クリスティーの伝統を受け継ぐ新人作家の発掘・育成を目指しています。

公式サイト
https://www.hayakawa-online.co.jp/literary_prize/christie

小説

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