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1巻完結オススメ漫画・短編集を紹介

1巻で完結するおすすめ漫画・短編集まとめ

このページでは、当サイト「YOMUDAKE / ヨムダケマンガ」が選ぶ、1巻で完結するおすすめ漫画(単行本)を紹介します。1巻で完結するため、ショートフィルムのような面白さを感じられる作品もあれば、短編集でとして作品になっているものもあります。

目次

1巻完結おすすめ漫画

ルックバック

ルックバック
著者藤本タツキ
巻数全1巻
出版社集英社

あらすじ

小学4年生の藤野は自分の絵に自信を持っており、学級新聞では4コマ漫画を任されていた。しかし、不登校の京本が描いた4コマが掲載されると、その圧倒的な画力の差を見せつけられる。藤野は必死に絵の勉強を始める。周りは誰も理解してくれない。そして2年後、藤野は挫折する・・・

ネタバレなしレビュー

見る人によって解釈が大きく分かれそうな作品。絵を描く喜びが、京本との出会いをきっかけに苦しみに変わり、やがて藤野は筆を折る。しかし、自分を苦しめたはずの京本だけが、最後まで藤野の才能を認めていた。そこから物語は静かに動き出す。藤野にとって、京本という存在は何だったのか。

センチメンタル無反応

センチメンタル無反応
著者真造圭伍
巻数短編集
出版社小学館

あらすじ

「ひらやすみ」で有名な真造圭伍先生の短編集。全8話で構成。中2の学際前日、俺は家出をした。-「ディパーチャー」|ウチ、結構やばいよ?清水さんは、初めて彼氏をゴミ屋敷の実家に招く-「清水家のすべて」|なじみの店が欲しくて・・・。-「いつでもフラッと飲める友達がほしいよ」

ネタバレなしレビュー

漫画「ひらやすみ」で有名な真造圭伍先生の短編集。とにかく全ての短編集を通して「人間っぽさ」みたいなものを感じ取れる。この人間っぽさとは何なのか?「ひらやすみ」でもそうだが、真造先生特有の空気感みたいなものがある。言語化することが難しいが、春のぽかぽかとした暖かさみたいな感じだろうか。無駄に装飾せず、ありのままの生きた感じが伝わってくる。好きな人にとってはたまらない作品。

アイリウム

アイリウム
著者小出もと貴
巻数短編集
出版社講談社

あらすじ

アイリウム・・・1錠飲めば24時間後へワープできる薬。服用すると普段通りの生活を行うことができるが、その間の記憶は自分に残らない。嫌なコト・辛いコトの前に服用すれば記憶に残ることなくやり過ごすことができ、24時間後に意識が戻る。そんなアイリウムが当たり前になった世界に生きる7人の物語。

ネタバレなしレビュー

アイリウムが普及したこの世界では「記憶の価値」とは?みたいな部分を考えさせられる。目の前にある出来事をある意味なかったことにすることができるアイリウムは、人々を物凄く単純な生物へと変えてしまう。しかし、7人の物語の中には、アイリウムが現実でも誕生すれば、実用化される可能性はあるのでは?と思わせられるようなリアリティある場面も。アイリウムは神の慈悲か?悪魔の策略か?読み終えたあとに、考えさせられてしまう。

零落

零落
著者浅野いにお
巻数全1巻
出版社小学館

あらすじ

作品に人生のすべてを捧げてきた漫画家・深澤。しかし、連載の終了を機に立ち止まってみると、そこには何もなかった。手元に残されたのは、漫画で稼いだお金と衰えた肉体のみ。「漫画家とは何か。漫画とは何か。」生きる指針を失い、虚無だけが広がる人生を前に、深澤はもがき続ける。

ネタバレなしレビュー

本作には、浅野いにお先生の自伝的要素が色濃く反映されている。下手に飾らず、葛藤や苦悩、そして稚拙さまでも赤裸々に描き出した作品。創作にすべてを注ぐことの崇高さ。身を削り、堕落していくことの美しさ。人間としての欠落が露呈していくことの羞恥。本作は、それらを容赦なく突きつける。この作品を読み終えたとき、「つまらない」と感じられるような人間でありたかったと思った。

ひきだしにテラリウム

ひきだしにテラリウム
著者九井諒子
巻数短編集
出版社イースト・プレス

あらすじ

九井諒子先生の短編集。タラバガニってカニじゃないらしいぜ – 「TARABAGANI」/ 魔物から国を守るために我々は街に被害を与えている? – 「ユイカ!ユイユイカ」/ あそこに見えるのは凄いお金持ちの家です。広すぎるのでバスや電車で移動します – 「すごいお金持ち」など全部で33作品収録。

ネタバレなしレビュー

本のタイトル「テラリウム」が示すように、各作品には独自の世界観がしっかりと築かれている。それどころか、「九井諒子先生の頭の中は一体どうなっているのだろう」と思わずにはいられないほど、読者をワクワクさせる切り口が多い。面白い発想を持つ人の思考をのぞいてみたい。そんな願いを叶えてくれるのが、この短編集である。

素晴らしい世界 新装完全版

素晴らしい世界 新装完全版
著者浅野いにお
巻数短編集
出版社小学館

あらすじ

「素晴らしい世界」の1巻と2巻が合わさった真相完全版。全19話+1話が収録されている。あたしは決して強い女ではないのに、勢いで大学を辞めてしまった – 「脱兎さん」| 突如目の前に現れたカラスの姿をした死神は、私の死を望んでいる – 「坂の多い街」| 俺の未来は真っ暗だ。真っ暗闇だ – 「シロップ」

レビュー

短編集ではあるものの、物語の前後には人物同士のつながりがあり、登場人物たちが同じ時間、同じ世界の中で生きていることを感じさせる構成。それぞれが何かしらの思いを抱えながら、消えそうな日常を今日も生き続ける。ただそこに、虚無のごとき人生が広がっている。そんな現実を味わうことができる作品。

HaHa

HaHa
著者押切蓮介
巻数短編集
出版社講談社

あらすじ

親の半生を知っているだろうか。自らをこの世に生み出した人間の軌跡を。本作は、漫画家・押切蓮介氏の母の半生を描いた作品である。どのように育ち、どのような青春時代を歩んできたのか。当時の母、今の母、そして現在の自分。それらが重なり合い、繋がり、ひとつの物語として紡がれていく。

レビュー

母親が自身の思い出を語る形式で描かれており、各エピソードは単なる面白さにとどまらず、それぞれに確かな人生の重みを感じさせる。また、物語の随所に添えられる「言葉」、そして受け継がれてきた母の「言葉」が、深く胸に刺さる。読み終えたとき、自然と前を向きたくなる1冊。

夏を知らない子供たち

夏を知らない子供たち
著者山本 和音
巻数短編集
出版社KADOKAWA

あらすじ

山本和音先生の短編集。全11話で構成。2150年、地球の平均気温は52度。人類はスノードームでの生活を義務付けられた。-「夏を知らない子供たち」|元彼が私に会いたがっている。私のことまだ好きじゃん?-「まどか、田園へ行く」|ドラフト候補の高校球児・三浦くんに1通のメールが届く-「ナイトゲーム」

レビュー

この短編集は、それぞれの登場人物たちの人生の一瞬を切り取った感じを楽しむことができる。まさに短編集とはこのこと。個人的に好きな話は「ナイトゲーム」で、物語の展開から終わり方まで最高だった。すぐに読み返してしまったくらい好き。短編集全体を通して良い意味であっさりしているにも関わらず、読み終えたあとに何かが残る。よく分からないが夏に畳の上で読みたくなる作品。

山羊座の友人

山羊座の友人
著者乙一 / ミヨカワ将
巻数全1巻
出版社集英社

あらすじ

僕の家は高台にあり、2階部分だけ強い風が当たる。そんな2階にある僕の部屋のベランダには毎朝大量の落ち葉が。そして落ち葉にまぎれてゴミも。そんなゴミの中にあったのは新聞の切れ端。日付は来月。記事の内容は殺人事件。もし本当なら未来に起こる事件ということになる。そして今日、僕が通う高校で事件が起きた・・・

レビュー

1巻で完結とは思えないほどストーリーに厚みがある。SFの要素はありつつも、下手にSFに頼り切ることなく、しっかりと登場人物含めて物語がしっかりと描かれており読み応えがある作品。セリフの言い回しや間も含めて漫画として面白かった。

竜のかわいい七つの子

著者九井 諒子
巻数短編集
出版社KADOKAWA

あらすじ

九井諒子先生の短編集。全7話で構成されている。山の国と海の国が争っているところに突如竜が現れ停戦し・・・-「竜の小塔」/ 人魚に人権はあるのか?ある日弱っている人魚を見つけ・・・ -「人魚禁漁区」/ 中学受験を控えた私。落ちたら私はどうなるの?-「わたしのかみさま」

レビュー

7話全て切り口が面白く、テイストも異なっており、違う人が描いたのでは?と思えるほど1冊で色んな味を楽しめる。短編集の作品の中でお気に入りは「わたしのかみさま」

ベランダは難攻不落のラ・フランス

ベランダは難攻不落のラ・フランス
著者衿沢世衣子
巻数短編集
出版社イースト・プレス

あらすじ

衿沢世衣子先生の短編集。様々な雑誌などで掲載した漫画全8作品が収録。霊が出ると噂の廃墟にやってきた少年。どうやら夜中に光ったりするとか。そんな廃墟で1人の女性と出会い・・・ -「リトロリフレクター」/ オレのことちょっと切ない夏の思い出にしているんじゃねえよ -「浜万年男」/ 夏の暑い日。私の部屋のベランダには隣の家の子どもがいた-「ベランダ」

レビュー

登場人物それぞれに「私の小さな世界」が存在し、その内面が繊細に描写されています。夜のベランダに出て、そっと風を感じる。そんな静謐な時間の大切さを思い出させてくれる作品です。

光と窓

光と窓
著者カシワイ
巻数短編集
出版社リイド社

あらすじ

イラストレーターとしても活躍するカシワイ先生が、安房直子原作の「夕日の国」「小さいやさしい右手」、新美南吉原作の「ひとつの火」、宮沢賢治原作の「注文の多い料理店 序文」など全部で7作品を繊細なタッチで描いた作品集。

レビュー

無駄のない洗練された筆と、美しく計算された余白が際立つ。光と影のコントラストまでもが感じられるような表現が印象的。読み進めるうちに、ふと切なさや寂しさが胸をよぎる。そんな情感豊かな世界が、この本には広がっています。

泣いたって画になるね

泣いたって画になるね
著者畳ゆか
巻数全1巻
出版社小学館

あらすじ

「あたしは、コイツが嫌いだ」小学2年生のときに引っ越してきたリコ。私の幼なじみであり、高校生になった今も常に一緒にいる存在。でも私はモブで、リコはクラスのエンブレム、まさに頂点の存在。どうしてリコは、いつも私といるの?私になんて興味もないくせに。だから私は、リコから独立する。

レビュー

良くも悪くも常にスポットライトを浴びるリコ。モブであることに気づかず光に惹かれて集まってくる人々と、自らがモブであると自覚し、その光から距離を置こうとする主人公。自意識と満たされぬ欲求が交錯するなか、それでも結局、モブは光の側には敵わない。そのどうしようもなさがこの作品の魅力。

なんてことないふつうの夜に

なんてことないふつうの夜に
著者嶽まいこ
巻数短編集
出版社祥伝社

あらすじ

夜を舞台にした、嶽まいこ先生の短編集。誰かの日常の少し不思議な物語。アンドロイドの恋人レンタルサービス。あれ?僕の彼女って – エレクトリック彼女 / 終点まで寝過ごしてしまった。そして出会ったのは夜景屋というお店だった – 手のひらに地上の星 / 眠い。3徹の漫画家は締切に焦っていたところ・・・ – わたしの睡魔 / など

レビュー

夜という特別な時間を舞台に、誰かの「いつもの不思議」な日常をそっと覗き見る。そんな短編集。眠れぬ夜にページをめくりながら「この瞬間にも誰かが不思議な体験をしているかもしれない」と想像してみるのも一興。全部で12作品収録。

1巻完結オススメ漫画ランキング

1位ルックバック
2位センチメンタル無反応
3位零落
4位アイリウム
5位ひきだしにテラリウム

1位:ルックバック

ルックバック

あらすじ

小学4年生の藤野は自分の絵に自信を持っており、学級新聞では4コマ漫画を任されていた。しかし、不登校の京本が描いた4コマが掲載されると、その圧倒的な画力の差を見せつけられる。藤野は必死に絵の勉強を始める。周りは誰も理解してくれない。そして2年後、藤野は挫折する・・・

2位:センチメンタル無反応

センチメンタル無反応

あらすじ

「ひらやすみ」で有名な真造圭伍先生の短編集。全8話で構成。中2の学際前日、俺は家出をした。-「ディパーチャー」|ウチ、結構やばいよ?清水さんは、初めて彼氏をゴミ屋敷の実家に招く-「清水家のすべて」|なじみの店が欲しくて・・・。-「いつでもフラッと飲める友達がほしいよ」

3位:零落

あらすじ

作品に人生のすべてを捧げてきた漫画家・深澤。しかし、連載の終了を機に立ち止まってみると、そこには何もなかった。手元に残されたのは、漫画で稼いだお金と衰えた肉体のみ。「漫画家とは何か。漫画とは何か。」生きる指針を失い、虚無だけが広がる人生を前に、深澤はもがき続ける。

4位:アイリウム

アイリウム

あらすじ

アイリウム・・・1錠飲めば24時間後へワープできる薬。服用すると普段通りの生活を行うことができるが、その間の記憶は自分に残らない。嫌なコト・辛いコトの前に服用すれば記憶に残ることなくやり過ごすことができ、24時間後に意識が戻る。そんなアイリウムが当たり前になった世界に生きる7人の物語。

5位:ひきだしにテラリウム

ひきだしにテラリウム

あらすじ

九井諒子先生の短編集。タラバガニってカニじゃないらしいぜ – 「TARABAGANI」/ 魔物から国を守るために我々は街に被害を与えている? – 「ユイカ!ユイユイカ」/ あそこに見えるのは凄いお金持ちの家です。広すぎるのでバスや電車で移動します – 「すごいお金持ち」など全部で33作品収録。


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