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おすすめ度:5
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著者 | 鈴木祐斗 |
あらすじ
日雇い労働の男は、ある不思議なロッカーと出会う。そのロッカーは、何でも願いを叶えてくれるという。男は、ロッカーの前に立ち小さな幸せを叶え始め・・・
鈴木祐斗先生らしく見せ方が上手すぎてすぐ引き込まれます。ちなみに世にも奇妙な物語で実写化された作品でもあるんですね。
おすすめ度 | |
著者 | 三崎しずか |
あらすじ
何年経っただろうか。ずっとこの場所で立ち続けることしかできない幽霊の私。退屈だ。話すこともできない。そんな私は、この私のことが視える小夜子と出会う。
成仏できない幽霊を主人公が解決しましたーみたいな作品ではありません。どこか冷たくて、どこか優しい作品で大好きです。
おすすめ度 | |
著者 | 森屋シロ |
あらすじ
酸性雨が降り続け、文明は滅び、人類は地下へと逃げ込んだ。そして、酸性雨は地下へと流れ込み国が滅びようとしている。逃げる事が許されたのは限られた人のみ。
主人公とその家族の「最後」を描いた作品なのですが、短いページの中でこれだけ話を広げられるなんて凄すぎます。
おすすめ度 | |
著者 | 海野久遠 |
あらすじ
転校生・大塚あやのが書く黒板の文字は、美しかった。そんな綺麗な文字に見惚れてしまった笹村は、あやのの存在が気になり始める。しかし、彼女には誰にも言えない秘密があった。その秘密とは?
この作品のテーマというかオチを「字が綺麗」に落とし込むところが素敵でした。
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著者 | 中村ひなた |
あらすじ
12歳の春。花が好きな母が死んだ。葬式から持ち帰った花が枯れたとき、母が死んだ現実を突きつけてくるようで悲しかった。大学生になった僕は「枯れない花」を創るため研究に没頭していると・・・
中村ひなた先生は、とにかく絵が透き通るように美しくて、登場人物達の表情や間の使い方が上手くて大好きです。
おすすめ度 | |
著者 | タイザン5 |
あらすじ
リレーの選手に選ばれないことがないくらい足が速かった兄の景。将来は五輪の選手に。一方、弟は内気で真逆の性格だった。そして今、兄の景は普通のサラリーマン。弟は人気漫画家になっていた。
家庭でも中心にいた兄と、内気で1歩引いていた弟の立場が逆転することで兄は色々考えてしまうわけですね。そしてセリフの位置にも注目してほしい作品です。
おすすめ度:4.5
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著者 | 双葉ヤヒコ |
あらすじ
女子高生のミサキは、ある日突然50mを3秒で走れる身体になってしまった。そして今では全速力で走れば2秒台。そんな彼女にはある夢があった。その夢を叶えるため、親友の橘ルカは、ミサキを連れ出して協力すること。
最初の数ページ読んだときは、どんなオチに繋がるのか気になったのですが、めちゃくちゃ爽やか青春物語でした。最高。
おすすめ度 | |
著者 | 藤本タツキ/遠田おと |
あらすじ
好きだった女子に告白。告白の曲をYouTubeにアップロードした主人公。その女子は告白動画を拡散。学校中で告白の曲はネタにされて笑われてしまう。しかし、この動画をきっかけに陰謀論へと巻き込まれていく。
最後のオチを見ると唯一フツーに聞いてくれたのは・・・いや、考察せずにフツーに読んでくれと言われそうなのでやめます。
おすすめ度 | |
著者 | ◯ |
あらすじ
怪物を倒すために作られた二足歩行型太陽光線砲台「HOPE」。HOPEのパイロットに憧れ就職活動をしていた羽黒普だったが、現在HOPEの部品工場で休みなく働く生活。そんな羽黒普は、あまりの忙しさと環境に絶望する。
光が強すぎるこの世界。濃くなっていく影にスポットを当てたこの作品。最終的にこの物語の主人公が選んだ答えとは・・・
おすすめ度 | |
著者 | 鈴木祐斗 |
あらすじ
舞台は廃ビルが並び、事件が多発するガラ区。組の金庫から消えた400万の責任を取らされた男は、チンピラに絡まれる1人の老人と出会う。その老人は、刀を握ったまま寝ているのか起きているのか分からない様子だが・・・
鈴木祐斗先生が描く、静と動のメリハリが個人的にめちゃくちゃ好き。ピタッと止まる瞬間からガッと動き出すこの間と構図が爽快感あります。
おすすめ度 | |
著者 | 岩田雪花・松浦健人 |
あらすじ
私が6歳のときに、災害が起きて世界は滅びかけていた。あちこちに瓦礫の山があるこの世界で生きる私には「私の遊園地」があった。小さな文房具店にある試し書きの紙に、私が好きだったキャラクターを描いていると・・・
文房具店に置いてある試し書きの紙に女の子が描いたあるキャラクターをきっかけに物語が動くわけですが、こんな綺麗な終わり方があるでしょうか。
おすすめ度 | |
著者 | 大森えす |
あらすじ
新築1LDKで風呂・トイレ別。家賃4,800円。入居条件は幽霊と同居可能な方。そんな幽霊の正体は、柴犬のむうちゃん。除霊は可哀想だからと言う大家。魅力的な物件。犬が苦手な百瀬は、むうちゃんを成仏させることに。
個人的にこういった作品はあまり好まないのですが、柴犬が好きなのでついつい読んでしまった。柴犬の可愛さはもちろん、ジャンプらしい展開もあって面白かった。柴犬好きは絶対読んでほしい!
おすすめ度 | |
著者 | 本田三五 |
あらすじ
ピアスなんて開けない人生だと思っていた。コンビニ店員の私は、理不尽に怒る客を前にして学生時代を思い出す。私の隣の席に突如現れた大町くん。彼の耳に光るピアスは、良く似合っていた。
主人公が大町くんと出会い、彼に依存するような形で勢いでピアスの穴を開けようとするところのシーンが個人的に好き。そこからの成長していく姿も素敵で、最後はグッと来る。
おすすめ度 | |
著者 | 記代隣子 |
あらすじ
バスで片道1時間の通学路。通学でこのバスを使うのは俺だけ。そんなバスに見慣れない制服を着た人が乗ってきた。東京から転校してきた彼女は、俺と同じ「悠」という名前だった。
こういう作品は何も知らず読んだほうが面白いので・・・一言だけ。漢字の「悠」には、時の流れみたいな意味も含まれているんでよね。また漢字の由来も人と人、そして心が合わさってできたもの。現場からは以上です。
おすすめ度:4
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著者 | 五月十三日 |
あらすじ
姉が2人いる僕は、男友達と気が合わなかった。しかし、中2の夏休みに僕は不良に憧れる。学校でそれっぽい人たちに近づいて不良を目指すも・・・気付いたらパシリになっていた。
少年の男友達とは気が合わない部分や中学生の単純っぽさ、男らしい部分といった様々な心理が1コマ1コマから伝わってきて好き。
おすすめ度 | |
著者 | 三崎しずか |
あらすじ
美術部の上村は死に、そして葬式で突然生き返る。しかし、彼は生前とは全くの別人の性格になっていて、どこか暗い様子。上村は「全てムダ」と感じ、部屋に引きこもり始める・・・
読み終えたあと、上村に限らずみんな「最後」があるのに毎日勉強や仕事と「ムダ」なことしてるよなーと。
おすすめ度 | |
著者 | タイザン5 |
あらすじ
運命的な恋に落ちたのは15の夏。テレビに映るアンジェリーナ・ジョリーの瞳に釘付けになった。俺は彼女とキスをする夢を叶えるために、アメリカへ行く準備として100万円を貯める。
タイザン5先生ということで、いつでも後ろから突き落とされる準備をしながら読んだわけですが、やっぱりちゃんと読者を救ってくれる・・・?
おすすめ度 | |
著者 | ふせでぃ |
あらすじ
就職活動の面接で、将来の目標を聞かれたユカは「117歳まで生きること」と答える。5年前、ユカは偶然にも宇宙人と出会い、そして宇宙人と共同生活を始めていた・・・。
就活の面接で「117歳まで生きる」ことを夢と言ってしまうほど彼女の熱い想いは何か?
1人の女性の人生をぜひ読んでもらいたいです。
おすすめ度 | |
著者 | 十三野こう |
あらすじ
700年前、ドロドロは地球を覆い人類は地下シェルターで生活をしていた。ある日、僕は初めてシェルターから地上に出て、空を見た。そして、地上で暮らす謎の少女と出会った。
主人公の少年は、地上で出会った彼女の「存在理由」を知り、そして救うために人生をかけて研究をします。そして辿り着いた答えは・・・
おすすめ度 | |
著者 | 西野彬秀 |
あらすじ
生き物を◯してはいけない。母は幼かった僕を叱った。高校生になった今は、何とか理性で我慢していた。そんな僕は決まった時間に別の男と身体が入れ替わるようになり・・・
毎週土曜日に今と過去を生きる2人の男が時空を超えて入れ替わる話。途中で語りすぎてオチが読めてしまうと思うのですが、読み終えたあとに謎の喪失感があって印象に残る作品でした。
おすすめ度 | |
著者 | ななせ悠 |
あらすじ
コンピューターが生み出される以前。計算は人の手で行われていました。この計算をする人のことを「計算手」と呼び、女性たちは来る日も来る日も計算をしていました。そして、時代が進むに連れて機械で計算ができるようになり・・・そんな彼女たちの物語。
今は無くなってしまった仕事にスポットを当てた作品。機械化によって自分たちの存在が否定されてしまう恐怖を描きつつ、どこか受け入れていく過程も描かれています。最終的に読者目線で確かにそこにいた何かを感じ取ることができる素敵な作品でした。
おすすめ度 | |
著者 | 本田三五 |
あらすじ
自分がこんなずるい人間だとは思わんかった・・・。突然學校の教室に入れなくなってしまった重野。保健室登校をする生活が始まる。なぜ教室に入れなくなってしまったのか?そしてそんな彼を優しく包み込むように接する保健室の先生。重野が抱える悩みとは?
ストーリーの序盤までは、主人公にスポットが当たり続け「重野が抱える悩み」とは何なのか分からない。しかし、中盤あたりから重野の優しさと重野が吐き出した自分の弱さに読者は心を打たれるはず。
おすすめ度 | |
著者 | 久蔵バク |
あらすじ
まほうのつえよ!きらきらぽん!おもちゃの杖を持ち、自分を魔法少女だと信じるユメちゃん。そんなユメちゃんは、自ら命を絶とうとする大人に出会う。その大人はブラック企業という魔界に縛られているようだ。敵を倒すため、ユメちゃんは魔界へ・・・?
想像力豊かなユメちゃんが描く世界と、大人の世界が相まっていく感じが面白い。中盤まではユメちゃんの子供すぎた部分が描かれ、一方でその結果救われる大人がいたってのも良いなーと思いました。そして終盤には「杖」の役割が変わるのも良いですよね。
おすすめ度 | |
著者 | 藤野ハルマ |
あらすじ
なんでうちらはピンピンコロリしちゃいけないの?中学へ行けなくなってしまった私。何か理由があるわけじゃない。それなのになぜかしんどい。幸せだよ。多分私は恵まれている。なのに息ができなくなる。
主人公が抱える見えないしんどさの逃げ場が、公園にいるおじいちゃんというのが良いですよね。そして「死」が遠い存在と近い存在のギャップも描かれていて、1つのテーマに対しての完成度が高かったです。
おすすめ度 | |
著者 | 下元朗 |
あらすじ
高校はいつか終わる。俺はいつか死ぬ。だからムカつく奴はぶっとばす。俺は何だってできるはずだから。不器用に今を生きる主人公。無駄かもしれない。何も残らないかもしれない。それでも今日が始まる。
タイトルにある「徒」の漢字を調べた。徒(むだ / 無駄)・徒手(からて:自分の力以外頼るものがないこと)・徒ら(いたずら:無益な様子)と出てくる。まさにこの物語の主人公そのもの。そこにリコーダーというものをかけ合わせ、全てにあらがいながら過ぎていく日々の感じがたまらない。
おすすめ度 | |
著者 | 小原零久 |
あらすじ
「光汰は今日死にます」突然目の前に現れた天使に自分が死んでしまうことを告げられる。しかし、光汰はほっとした。目の前の仕事に追われる日々。やっと解放されると。そんな光汰を見守ってきた天使は・・・
ネタバレなしで語るのは難しいですが、目の前に現れた天使をきっかけに、光汰自身が何かを思い出したことによって・・・というのが個人的な解釈です。
おすすめ度 | |
著者 | はちやま |
あらすじ
テレビに出たい。今日も滑ってしまった芸人のハセガワ。帰り道、突然黒い車が近づき拉致される。車内にはカメラが。すぐさまドッキリ番組だと気づいたハセガワは爪痕を残すために演じる。しかし、相手は本物のヤクザで・・・
ストーリーとしては、ドッキリと勘違いしている芸人がテレビで爪痕を残すため必死にリアクションを取る姿が描かれます。漫画として読み終えたときには、1つのコントのような仕上がりに。お笑い好きにはたまらない作品。
おすすめ度 | |
著者 | 齋ソウ太 |
あらすじ
老人ホームで生活する私・冬子には、気に食わない女の職員がいる。私がやる事なす事にいちいち口を挟む。そんな私の唯一の癒やしは、家に帰ったら会うことができる、隣に住む5歳の女の子・わーちゃんだ。
なるほどそっち側の視点で描いた作品ですかと。ネタバレなしで書くのは難しいですが、冬子さんの表情や言動から不安や混乱している様子がしっかり伝わってくるのが良いなと思いました。
おすすめ度 | |
著者 | 薄場圭 |
あらすじ
母いわく「お父さん」は「良い父親」ではなかったらしい。新しいお父さん、いや、宮さんは授業参観に来てくれる。家事もする。家に帰ってきてくれる。お母さんを泣かせない。でも・・・父親ではない。
主人公の秋字が投げる球、それを受け取る側で距離感や思いを感じ取れるのが良いんですよね。秋字にとっての父親と、宮さんにとっての秋字がボール1つで汲み取れるのがおすすめポイント。
おすすめ度 | |
著者 | 藤原ハル |
あらすじ
俺がしたいのは運命の恋!小・中・高の10年片思いしていた彼女は大学に進学してテニサーに入ったらしい。俺は絶望しマッチングアプリに手を出す。マッチした相手は、花火大会の日にひとり泣いていたあの子だった。
運命の恋にこだわる主人公の心の声を中心に物語が見せてくれるため、読み手側も同じ目線に自然と立つことができる。だからこそ、こじらせている部分と情緒を共有できて作品として面白い。
おすすめ度:3.5
おすすめ度 | |
著者 | 黒川明 |
あらすじ
ある日、医師・亀田の元へ患者としてやってきたのは、7年前に離婚した元妻の清香。彼女はすでに結婚しており、新しい家庭を築いていた。そんな病院で再会した彼女は生存率30%の大病を患っていた。
この物語は、直球勝負ではなく、ちょいちょいネタに走ります・・・。これは素直になれない2人を表現しているのだろうか。
おすすめ度 | |
著者 | 神羊弱虫 |
あらすじ
人生は無意味なんだ・・・。人生を悟りつつも自分で終わらせることはできず、己の弱さを知った16歳の少年。そんな彼は「幽体離脱」に成功する。しかし、幽体離脱中に自分の身体を奪われてしまうことに。
読んでいて心にグサグサくる作品で好きです。ただ、読む人によって好みは分かれそうではある
おすすめ度 | |
著者 | 渡部大羊 |
あらすじ
教室の隅で1人漫才の動画を見ている兼近と、性格が真逆でクラスの中心にいつもいる礼人。親の再婚をきっかけに、2人は突然兄弟になる。そして、両親の言い争いをきっかけに2人は漫才コンビを組むことに。
2人の性格というかタイプが少しずつ逆転していく感じが、これまた漫才のネタっぽくて好きです。
おすすめ度 | |
著者 | 暗森透 |
あらすじ
世界的大富豪で収集家(コレクター)の男に捕らわれていたのは、不死者のミザール。男は、不死の力を持つミザールをコレクションの1つとして扱っていた。ある日、大富豪の男とミザールはあることをきっかけに理解を深め合う・・
長い年月生きていることで様々な経験をしたミザールは神や仏のように見えてきます・・・
おすすめ度 | |
著者 | 植下 |
あらすじ
図書委員の御室葉ちまき。3年生の宇川先輩に恋をする。もうすぐ卒業してしまう先輩を手紙で呼び出し、告白をするも断られてしまう。しかし、気付くと時間告白する5分前に戻っていた。再び告白をするも断られ、また5分前に。
ループでも世界線が勝手に変わっていく系ってめずらしいのかなと。これと「偽り」の部分が上手く掛け合わされていてお見事。
おすすめ度 | |
著者 | 岸川瑞樹 |
あらすじ
俺の人生はくだらない。学校ではいじめられ、教師は助けてくれない。親も成績のことばかり・・・。俺は人生から退場するため、ロープと観たことがなかったAVを購入した。明日死ぬ。その前に購入したAVを再生するとそこには・・・
結果的に主人公は助けるために選んだ決断と、生きるために選んだ決断が真逆なのも素敵。
おすすめ度 | |
著者 | Fuki |
あらすじ
1週間の中で木曜日が1番嫌いだ。なぜならお昼の12時を回ると、学校中に下手くそなラジオが流れるから。そして、声だけは「あの人」に似ているから。だから私はラジオをやめてもらうために、おたよりBOXにリクエストを送る。
個人的にラジオが好きというのもあるのですが、しっかりとラジオの雰囲気を漫画で味わうことができました。お昼の教室に流れる校内ラジオっていう切り口も最高。
おすすめ度 | |
著者 | 村北火星 |
あらすじ
自動車の卒検に4回落ちている江ノ島。彼は運転に関する知識はあるが、極度の緊張によって運転の事故を起こしてしまう。そして今日がラストチャンスの5回目の卒検。教習車を走らせていると、なぜか強盗が車に乗り込んできて・・・
良い意味でぶっ飛んだ作品が大好きです。絵のタッチのゆるさと、アクシデントに巻き込まれていく登場人物たちの鈍感な感じが合っていて良い。世界観も好き。謎の無駄に飾らないオシャレも感じられる・・・はず。
おすすめ度 | |
著者 | 中西鼎 / 風呂 |
あらすじ
中村ユーキの初恋の相手・松凪サヤ。授業中や昼休みに目で追ってしまうほど。そんな彼女が亡くなった。途方に暮れながら帰っているとユーキの目の前に恋の神様が現れた。ユーキは自分の寿命と引き換えに彼女を助けることに。
よくある展開だなと思いつつ、最終的にどこに着地するのか読んでいたのですが、最後で全部持っていったなという印象。タイトルの意味が前半と後半で意味が変わっているのかなと思ったり。
おすすめ度 | |
著者 | 読谷あかね/四ツ谷壇 |
あらすじ
「お前よく社会に馴染めているな。アタシは、もう無理だわ。」私の大学の先輩が突然死ぬと言い出し、長野へ向かうらしい。私は先輩の最期を見届けるために長野へついていくことになった。
正しいと呼ばれるものに染まってしまえば楽なのに染まれない正しくない人。そもそも何が正しいのかは分からないけれども。予想しやすい正しさより、予想しにくい正しくないものの方が魅力的なのかもしれない。
おすすめ度 | |
著者 | 熊谷亜門/今井ミキオ |
あらすじ
ある朝、母さんの頭上に「3」、親父の頭上に「89021」の数字が。どうやら吸ったタバコの本数らしい。そして、同じ中学のクラスの女子でおとなしい鈴本の頭上には「83」の数字が・・・?
中学生の幼さと成長。自分とは違う世界で生きる人に出会うまで気づかなかった無力な自分に気づく感じも凄く良い。タバコに灯る光が自分の居場所を示していて、時間が経てば煙と一緒に消える・・・と勝手に感じてしまってグッと来てる。
おすすめ度 | |
著者 | GOTTANI |
あらすじ
奪わせないためなら、赤でも黒でも染まってやる。あるコソ泥が子供を殺した。そいつらは翌日、白い袋の中に詰められて見つかった。子供に手を出した奴の元には、黒いサンタクロースがやってくる。
展開としてはワンパターンかもしれないが、圧倒的な画力と魅せ方で押し切ってくる作品。とにかく「好きな人は好きだよね!最高だよね!」ってなるのでおすすめ。
おすすめ度 | |
著者 | 青木ミズ |
あらすじ
毎朝体重計に乗る。自分の身体の写真を撮って昨日と肉付きが変わっていないことを確認する。大丈夫。今日も変わっていない。中学生のまい子の体重は39.7キロ。
人付き合いが苦手なまい子にスポットライトを照らしてくれるのは、変わらない体重。ライトを当ててもらうために体重計に乗り続けるという理由があるわけですよね。一方でライトを欲さない池田も上手く描かれている。綺麗に「変わるもの」と「変わらないもの」を描いた作品。
おすすめ度 | |
著者 | 菱田すみ |
あらすじ
ATのマチより1ヶ月遅れでMT免許を取得したアル。MTを自慢するアルに「今どきMT必要?ATで困るのは隕石が落ちるくらいありえない」と笑っていると、隕石が落ちてきた。
まず何と言うか、タイトルだけで読み始めたので想像の斜め上を行ったと言いますか・・・。ビンタされたと思ったら、手の甲でもう1発ビンタされるような感じ。最初の数ページで一気に読者の心を鷲掴みしてきます。
おすすめ度 | |
著者 | 小串カズ |
あらすじ
21世紀末、この国は二極化した。巨大発展都市と、その周りに広がる国から見捨てられた地区。そんな地区に降り立った男は、教科書を販売している少女と出会う。
未来への投資がない破綻した地区とそこに住む今を生きるしかない少女。将来を考える余裕はない。そこから動き始める彼女の人生に色々と考えさせられる。
おすすめ度 | |
著者 | 藻井なにも |
あらすじ
クソっ!またダメだった!作家志望で文芸部(サークル)に所属する駒子。新人賞は最終選考止まり。バイト先は潰れる。就活はしたくない。そんな駒子に新田は20万円を渡し、ラブレターを書いてほしいと依頼する・・・。
言葉をテーマにしていることもあって言い回しとか言葉のチョイスとか面白いんですが、個人的に好きなポイントは弟の言葉は常にハッキリしており、その存在が実は大きかったってところなんですよね。
おすすめ度 | |
著者 | 荻野純 |
あらすじ
滑り止めで受かった男子校。退屈な日々を過ごしていたが2年生のときに同じクラスになった音楽好きのマー君と仲良くなった。卒業後、俺とマー君はルームシェアをしながら大学と専門学校へ進学することに。
セリフは少ないながらも、表情や間の取り方が上手いからこそ読み手側もその空気感に浸れます。こういう作品好きだなー。
おすすめ度 | |
著者 | 江ノ島だいすけ |
あらすじ
人類は瞬間移動をする手段を手に入れた。脳を電脳化し、意識をデータとして義体に転送する。これにより肉体が移動する必要がなくなった。俺は、被験者募集のチラシをきっかけに脳を電脳化し、世界中を旅することに・・・。
0から1を生み出そうとする人と、その1を100にしてあげようとする人という組み合わせが江ノ島先生は好きなのかもしれない。話も面白かった。
おすすめ度 | |
著者 | えもふう |
あらすじ
あの感覚は一生忘れない。クラスでいつも1人の伊東は、同じクラスの谷口陽菜のことが嫌いだった。蟻の屁ほどのコミュ力で谷口に話しかけると、谷口は堂々と正論をぶつけてきた。あんな奴友達おらんやろ・・・と思っていたが、何だいるのか。
みんなの「普通」と少しズレている伊東と谷口だが、抱えているモノは違う。この塩梅が良いし、変われというメッセージ性も感じないのが良い。
おすすめ度 | |
著者 | 根塚山葵 |
あらすじ
高学年になった小学生の日野くんは、可愛いものが好きでシールを集めていた。そんな日野くんを笑うのは同級生の坂田くん。男で可愛いのが好きとか恥ずかしい。ガキっぽい。そう思っていた坂田くんは、占い師に出会い、自分が学校一可愛い子であることを告げられる。
言葉は魔法。使い方や、その魔法を受け取った側で世界の見え方が変わってしまうことを、ポップに描きつつ、登場人物たちの成長だけで終わらせずオチまでつけていて面白い。
おすすめ度 | |
著者 | 池田大剛 |
あらすじ
シャスタの麓に済む原住民たち。そこは人も森も動物もシャスタの元にみんな平等。しかし、そこは時代に取り残された場所でもあった。そんな場所に突如現れた軍により、原住民たちは「支援の対象」として扱われることに。伝統を伝統を守るべきか?変わるべきか?
時代の変化に染まりたくなかった者が放った終止符の矢に対して、変化を求めた側が今度は不満を漏らす感じがたまらん。色々考えさせられる。
おすすめ度 | |
著者 | ミヨカワ将 |
あらすじ
私・呑野まりえは、年度途中にとある小学校に赴任し、担任を任されることに。教室の生徒たちは荒れており、話を聞く様子はない。一方、隣の教室はとても静か。そこの担任は熱血教師で私の苦手なタイプ。そんなある日、騒いでいた2人の生徒が突然静かになり・・・
1つの読み切り作品としてとても綺麗にまとまっていて完成度が高い。話が綺麗にまとまっているにも関わらず、最後の1ページでまとまりすぎないように余韻も楽しめるのが良い。
おすすめ度 | |
著者 | 山下もみよ |
あらすじ
マッチングアプリで今日出会った私たちは、睡眠薬を飲まされ目が覚めると、カップル対抗のデスゲーム会場でした。私・ぽん☆(PN)と、相手の男性・たろすけ(PN)は、お互いのこと何も知りませんが、周りのいちゃつくカップル達に負けないよう本気で生き延びてやります!
切り口も面白く、テンポもよく、失速することなく最期まで駆け抜けていきます。最初の掴みだけで勢いが終わらないのがすごい。
おすすめ度 | |
著者 | GOTTANI |
あらすじ
単純な作りをしているように見える自転車。しかし、ココには数百年分の知恵が詰まっている。ロマンがある。自転車レース中に転倒した青年は、レースを諦める。なんでこんなことしてんだっけ?自分が自転車に乗る理由は何だったのか?ふと、あの日のことを思い出す。
自分は自転車の知識は全くありませんが、1つ1つのパーツの描き込み具合やリアルなタッチに魅了されます。セリフに逃げず、読者は主人公と同じ目線に立つことができ、ワクワクを共有させてくれる作品。
おすすめ度:3
おすすめ度 | |
著者 | 庭の苔 |
あらすじ
罪を犯した者たちは、朽ち果てた青い星・地球へ輸送される。宇宙服を着た主人公もまた、罪人の1人。そして、地球に住む少女と出会う。頑なに宇宙服を脱ごうとはしない主人公と少女は生きるために地球で生活を始める。
読み終えたあとに、まるで1本の映画を見たかのような気分を味わえます。絵のタッチも世界観に合っていて好き。
おすすめ度 | |
著者 | インカ帝国 |
あらすじ
友達とカラオケで楽しい時間を過ごす元気な18歳のヨシカ。卒業したらどうなる?将来の不安。そして、彼女には誰にも言えない悩みもあった。帰り道、1発当てたら100円の殴られ屋と出会ったことで彼女は変わるきっかけを掴む。
読んでいてスカッとしますし、まさか殴られ屋からそういう話に繋がるのかと驚き。
おすすめ度 | |
著者 | チッチーズ |
あらすじ
文化祭最終日にカッブリングキャンディーというイベントがある。そこでサッカー部のキャプテンが愛ちゃんにアメを渡した。愛ちゃんが気になるゲームオタクの早瀬は、自分を好きになってもらうために文化祭最終日RTAを始める。
文化祭最終日を繰り返すループ系の作品。何度も何度も愛ちゃんに好きになってもらうために挑戦する姿、そして最終的に辿り着いた答えに注目。
おすすめ度 | |
著者 | まの瀬/タイジュン |
あらすじ
シェアハウスのハウスメイトが陽性になったことをきっかけに1週間全員外出禁止に。メーカー勤務の霧谷は、ハウスメイトと共に外出自粛3日目の月曜を過ごす。翌日、目が覚めるとハウスメイトは昨日と全く同じ行動をしていて・・・
ご時世とループ系を上手く掛け合わせた作品で「そう来たかー」と感心させられてしまった作品。とにかくネタバレなしで読んでほしいです。
おすすめ度 | |
著者 | まの瀬 |
あらすじ
これは宇宙の彼方で旅をする3人の少女の物語。ジャンルで言うと、SF(すごくふぃま)コメディ作品。ここで緊急事態が発生したようです。どうやら図書館にいるグンジに事件が起きたようだ。まさかこんなことになるなんて。
この無機質な感じと、淡々と描かれる感じ。そして1つ1つのセリフのチョイスがしっかりと世界観を作れていて面白い。
おすすめ度 | |
著者 | 夏井とし |
あらすじ
明日からはそれぞれの道だ。バンドは解散。4人のメンバーは未練を断ち切るため、浜辺で目隠しをし、ギターでスイカ割りをしようとしていた。右!もっと右!左左・・・上!上!UFOがやってきてリーダーが連れ去られてしまった。
直接的な表現は使っていないのに、なぜか青春を感じられる作品。積み重ねてきたものと、違った形の新たな1歩をギャグ・コメディで描けているのも素敵。
おすすめ度 | |
著者 | 矢薙/増渕ウナム |
あらすじ
媚びろ。好かれろ。嫌われるな。敵を作るな。昔から僕 / 私は、感情が希薄だった。そんな私たちは学校で溶け込むために仮面をつけ、親の前でも仮面をつけ続けた。そして今日、私たちは心中する。
主人公たちが持つ2つの顔。似たような家庭環境。苦しみながらもがく日々。序盤から読者は2本のレールの上を走らされ、最後にすべてを持っていかれたーという感じ。
おすすめ度 | |
著者 | つばさんた |
あらすじ
ロボットがロボットを生み出す惑星では、文明はどう発展するのかという実験が行われた。ロボットは増え、街も発展させた。次は人間を知ること。そこでシカクは地球人相手にマッチングアプリを始める。
人間を知ろうとするロボットですが、その姿や思考はまさに人間らしい。これは人間がロボットらしい生き方をしているようにも感じてくるわけです。余裕がなく、常に考え、なぜがつきまとい、娯楽の消費スピードだけは早い。怖いっす。
おすすめ度 | |
著者 | 足丘乱魚 |
あらすじ
ある日突然私の小指から赤い糸が見えるようになった。父は母が亡くなってから変わってしまい、今では会話もなくなった。転校先の学校も居心地も悪い。この赤い糸の先には何があるんだろう?
全体的に少し涼し気な作品で、主人公の口調とも何だかマッチしていて良い。赤い糸の先にあるものを読者は期待しながら読み進めていくわけですが、読み終えたあとにもう1度読み返したくなるはず。
おすすめ度 | |
著者 | タカモリ |
あらすじ
事件・・・だと思います。警察に通報したのは、学校の向かいに住む私。ベランダから双眼鏡を浸かって学校の教室を覗いていると、どうやら2年B組でデスゲームが行われているっぽい。
1ページ目の掴みからワクワクさせられる。なるほどこういった切り口かと思っていると、想像していたものとは違った展開に。裏テーマ的な部分で言うと、上履きで彼女の変化や成長を表現しているのかなと。
おすすめ度 | |
著者 | 椎彩人 |
あらすじ
美しい言葉の羅列が果てない夢の世界へ俺を誘ってくれる。高校デビューを果たした上野は、小説家を目指しこっそり小説を書いていた。誰にもバレるわけにはいかない。そんな彼は四元と出会う。
他者と交わるため、自分の夢を隠す上野と、他者と交わらないが自分の夢に真っ直ぐ突き進む四元。この対比を無理に崩すことなくお互いの成長を描けているところが良い。良い作品を読んだなーと思えます。
おすすめ度 | |
著者 | 三崎しずか |
あらすじ
彼女・メルと一緒に映画館で映画を見ていると突然スクリーンが真っ暗に。すると彼女は席を立ち、突然の別れを告げる。困惑する彼は、後日彼女のバイト先へ。理由を聞こうとすると電気が消え・・・
シリアスとギャグの境界線の真ん中に堂々と立ちながら物語が進んでいく感じが最高です。でもなぜかおしゃれに描いている。そこが良い。
おすすめ度 | |
著者 | 明純あす |
あらすじ
この教室はいつも1人欠けている。傘パラシュートで教室の窓から飛び降り、前歯が欠けてしまった小学4年生の茜夕日。明るく真っ直ぐな彼女は、歯医者で同じクラスの安達たけし君と久々に再開する。
欠けた歯と欠けたクラスメイトと欠けていた部分を掛け合わせて上手く締めた作品。作品として綺麗で読みやすい読み切り作品。
1位 | 花は死にたがる | |
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2位 | ロッカールーム | |
3位 | あの部屋の幽霊さんへ | |
4位 | ヒーローコンプレックス | |
5位 | 文を綴る | |
6位 | 空飛ぶモグラ | |
7位 | 世界の終わりのペンフレンド | |
8位 | フツーに聞いてくれ | |
9位 | BLACK | |
10位 | 風の音を響かせて |
12歳の春。花が好きな母が死んだ。葬式から持ち帰った花が枯れたとき、母が死んだ現実を突きつけてくるようで悲しかった。大学生になった僕は「枯れない花」を創るため研究に没頭していると・・・
日雇い労働の男は、ある不思議なロッカーと出会う。ロッカーの前で願い事をすると、願ったモノがロッカーから出てくる仕組みだ。何でも願いを叶えてくれるロッカーの前で小さな幸せを叶え続けていた男は・・・
何年経っただろうか。ずっとこの場所で立ち続けることしかできない幽霊の私。 話すこともできなければ、誰も私に気づかない。そんな日々を過ごしてきた私は、私のことが視える小夜子と出会う。
リレーの選手に選ばれないことがないくらい足が速かった兄の景。将来は五輪の選手に。一方、弟は内気で兄とは真逆の性格だった。そして今、兄の景は普通のサラリーマン。弟は人気漫画家になっていた。
ある日、転校生・大塚あやのが教室にやってくる。彼女の書く黒板の文字は美しかった。そんな綺麗な文字に見惚れてしまった笹村は、あやのの存在が気になり始める。しかし、大塚あやのには誰にも言えない秘密があった。
地上は、酸性雨が降り続ける。文明は滅び、人類は地下へと逃げ込んだ世界。100年後、地上の水は地下へと流れ込み1つの国が滅びようとしていた。逃げることが許されたのは「移民査証」を与えられた人間のみ・・・
私が6歳のときに、災害が起きて世界は滅びかけていた。あちこちに瓦礫の山があるこの世界で生きる私には「私の遊園地」があった。小さな文房具店にある試し書きの紙に、私が好きだったキャラクターを描いていると・・・
好きだった女子に告白。告白の曲をYouTubeにアップロードした主人公。その女子は告白動画をラインで拡散。学校中で告白の曲はネタにされて笑われてしまう。しかし、この動画をきっかけに陰謀論へと巻き込まれていく。
怪物を倒すために作られた二足歩行型太陽光線砲台「HOPE」。HOPEのパイロットに憧れ就職活動をしていた羽黒普は、現在HOPEの部品工場で休みなく働く生活。そんな羽黒普は、あまりの忙しさと環境に絶望する。
女子高生のミサキは、ある日突然50mを3秒で走れる身体になってしまった。そして今では全速力で走れば2秒台。そんな彼女にはある夢があった。その夢を叶えるため、親友の橘ルカは、ミサキを連れ出して協力することに。