【2024年】絶対に読むべき面白い漫画を紹介【完結・連載中作品まとめ】
このページでは、漫画好きの方はもちろん、漫画を普段読まないという方にも向けて、ヨムダケマンガ部が選ぶおすすめの面白い漫画作品を紹介しています。おすすめの漫画作品は、ジャンル別・巻数別に探せるようになっているので、ぜひこの中から自分に合った作品を探してみてください。
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バトル・アクションのおすすめ漫画
漫画といえば王道のジャンル。戦って戦って勝利を掴め。
チェンソーマン
著者 | 藤本タツキ |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
父親の借金だけが残ったデンジは、幼少期から貧しい生活を過ごしてきた。しかし、あることをきっかけにデンジは悪魔の心臓を身に宿し、デビルハンターとして生きることに。自分の欲に忠実なデンジは周りを巻き込んでいき・・・?
ネタバレなしの感想
簡単に命を失うこの世界で、教育を受けておらず倫理観が欠如している一方で、純粋でどこか達観した一面も見え隠れするデンジがかき乱していくのが爽快です。
SAKAMOTODAYS
著者 | 鈴木祐斗 |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
メガネをかけ、小太りの男は街の商店を営む。のほほんとした見た目のこの男の正体は、元伝説の殺し屋・坂本太郎。銃以外にも様々な小道具を器用に扱う。そんな彼の元へ刺客がやってくる。
ネタバレなしの感想
著者の鈴木先生特有の間が個人的に好きで、そこからスピード感溢れる構図も読んでいてワクワクさせられます。序盤はあっさりめの味付けで読みやすく、巻が進むごとにどんどんと中身が濃くなっていきます。
HUNTER×HUNTER
著者 | 冨樫義博 |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
主人公のゴン・フリークスは、くじら島にて、育ての母・ミトによって育てられた。ある日、ゴンはミトにハンター試験を受けることを告げる。自分を捨てた父と同じハンターを目指し、そして父に会うため、ゴンの冒険が始まる。
ネタバレなしの感想
ハンターハンターの面白さは、それぞれのキャラクターに「ルール」みたいなものが確立されており、何を許して何は許されないのかがちゃんとしています。だからキャラクターに「生」を感じますし、ストーリーに合わせて都合よくキャラが動くというより、キャラが動いてストーリーが展開する予測不能な感じが好きです。
金色のガッシュ
著者 | 雷句誠 |
巻数 | 全16巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
父親の借金だけが残ったデンジは、幼少期から貧しい生活を過ごしてきた。しかし、あることをきっかけにデンジは悪魔の心臓を身に宿し、デビルハンターとして生きることに。自分の欲に忠実なデンジは周りを巻き込んでいき・・・?
ネタバレなしの感想
簡単に命を失うこの世界で、教育を受けておらず倫理観が欠如している一方で、純粋でどこか達観した一面も見え隠れするデンジがかき乱していくのが爽快です。
ダンダダン
著者 | 龍幸伸 |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
友達のいないオカルト好きのオタク男子高校生・高倉。誰とでも分け隔てなく接することができ、幽霊の存在を信じる女子高生・綾瀬。あることをきっかけに2人は、未知の生物に遭遇し事件に巻き込まれていく・・・?
ネタバレなしの感想
笑えるシーンがあると思えば突然シリアスなシーンに切り替わる緩急が上手く、読んでいて引き込まれます。それも全てはバトルシーンを圧倒的な画力で魅せつけることができるから。効果音に頼らず絵だけで音が聞こえてくるレベル。スピード感もあってまるで映像を見ているかのような気分を味わえます。
日常・癒やしのおすすめ漫画
この世界に入り込みたい。癒やし、心が軽くなる。
よつばと!
著者 | あずまきよひこ |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
緑の髪の毛をした可愛らしい5歳の女の子・よつばと父親・とーちゃんがこの街に引っ越してきた。元気で活発なよつばと、とーちゃん含め近所の人たちの日常を舞台にしたワクワク冒険漫画。
ネタバレなしの感想
ただの日常でも、よつば視点で描くことで特別なものへと変化していきます。1つ1つのよつばの言動も可愛らしく、また周りの大人たちも面白い。そんな癒やしの世界がこの作品には詰まっています。
ひらやすみ
著者 | 真造圭伍 |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
29歳。フリーター。恋人もいない。そんな生田ヒロトには悩みがない。普通の人なら悩みや葛藤などがありそうですが、ヒロトにはありません。しかし、彼は誰よりも幸せそうな日常を過ごしています。
ネタバレなしの感想
今を生きることに疲れた人。何かに流されて生きている人にこそ、1度触れてほしい価値観がこの作品にはあります。どこか抜けているようで、実は生き方を示しているような素敵な作品。
ばらかもん
著者 | ヨシノサツキ |
巻数 | 全18巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
都会で生活をしていたが、ある事件をきっかけに実質島流し?として、とある島へやってきた書道家の半田清舟。島の慣れない生活。そして島の人たちの温かさに包まれ、半田清舟にも変化が。
ネタバレなしの感想
本気で島で生活したい!と思わせてくれた漫画がこちら。島のゆったりと流れる変わらない時間と、そこで起きる変化が上手く対比として表現されているところも良い。
ヒューマンドラマのおすすめ漫画
人間の魅力や汚さ。繋がり。駆け引き。
ココロのプログラム
著者 | 中村ひなた |
巻数 | 全4巻 |
あらすじ
少年・宇佐美九の元へやってきた人型ロボット・いちこ。人の「心」を学ぶため一緒に暮らすことになった。宇佐美家の隣で暮らすのは、幼馴染の入江愛。愛は、真っ直ぐで優しい九に恋心を抱いていた。一方、九もまたロボットのいちこに抱く感情に変化が。
ネタバレなしの感想
単純な三角関係ではなく、そこに「ロボット」を入れるのがめちゃくちゃ良い!純真無垢な「いちこ」に光を当てることで、人間の複雑な心が上手く表現されることもあれば、人間の成長に光を当てることで「心」がないはずのいちこに切なさが感じられて最高です。
おやすみプンプン
著者 | 浅野いにお |
巻数 | 全13巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
小学生のプンプンは憂鬱でした。なぜならミヨちゃんが転校してしまうからです。ミヨちゃんがいなくなってしまい月曜日がつまらなくなりました。しかし、今日転校生がやってきました。田中愛子ちゃんです。プンプンは、一目惚れしました。
ネタバレなしの感想
小学生のプンプンが成長していく過程で培っていく自己嫌悪や孤独といった感情が上手く描かれています。そして周りの子供たちも、大人たちもそれぞれ何かを抱えていて生きています。読んでいて苦しくなることもありますが、人間の複雑な感情をここまで表現できるのは素晴らしい。
センチメンタル無反応
著者 | 真造圭伍 |
巻数 | 短編集 |
おすすめ度 |
あらすじ
真造圭伍氏の短編集。全8話で構成。中2の学際前日、俺は家出をした。-「ディパーチャー」|ウチ、結構やばいよ?清水さんは、初めて彼氏をゴミ屋敷の実家に招く-「清水家のすべて」|なじみの店が欲しくて・・・。-「いつでもフラッと飲める友達がほしいよ」
ネタバレなしの感想
真造圭伍先生の作品は、どれも春のポカポカした日差しのような暖かさを随所に感じ取れるのが好きです。上手く表現できませんが、心をマッサージしてくれるようなそんな短編集。
メタモルフォーゼの縁側
著者 | 鶴谷香央理 |
巻数 | 全5巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
気づいたら75歳。夫の三回忌。そんなある日、お婆さんは久しぶりに本屋に立ち寄ると、1冊の絵が綺麗な漫画と出会う。その本は「BL漫画」。書店でバイトするBL好きの女子高生店員とお婆さんの年の差友情物語が描かれる。
ネタバレなしの感想
女子高生のモヤモヤした何かと
お婆さんの抱えている何が入り混じり支え合う。読み終えたあとに「良い作品だった」と思えるはず。
夏を知らない子供たち
著者 | 山本和音 |
巻数 | 短編集 |
おすすめ度 |
あらすじ
山本和音氏の短編集。全11話で構成。2150年、地球の平均気温は52度。人類はスノードームでの生活を義務付けられた。-「夏を知らない子供たち」|元彼が私に会いたがっている。私のことまだ好きじゃん?-「まどか、田園へ行く」|ドラフト候補の高校球児・三浦くんに1通のメールが届く-「ナイトゲーム」
ネタバレなしの感想
1話1話の切り口が面白く、それぞれの人生の一瞬にスポットを当てた感じ。登場人物たちの生活は今後も続いていくような終わり方も良い。全部で11話ありますが、自分は「ナイトゲーム」が1番好き。
ルックバック
著者 | 藤本タツキ |
巻数 | 全1巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
小学4年生の藤野は自分の絵に自信を持っており、学級新聞では4コマ漫画を任されていた。しかし、不登校の京本が描いた4コマが掲載されると、その圧倒的な画力の差を見せつけられる。藤野は必死に絵の勉強を始める。周りは誰も理解してくれない。そして2年後、藤野は京本には勝てず挫折する。
ネタバレなしの感想
序盤・中盤・終盤で藤野と京本の関係性は変わっていき、読み終えたあとに「京本」の存在とは何なのか?を色々と考えさせられた作品。考察などについては、田辺ヨムのnoteに書いてみました。
サスペンスドラマのおすすめ漫画
ページをめくる手が止まらない・・・ハラハラする展開。
タコピーの原罪
著者 | タイザン5 |
巻数 | 全2巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
ある日小学生の女の子・しずかちゃんは、ハッピー星からやってきたハッピー星人と出会う。タコの姿に似ていることからハッピー星人を「タコピー」と名付た。純真無垢なタコピーは、しずかちゃんを元気にしようとするもどこか暗い表情のまま。実はしずかちゃんは、学校で壮絶なイジメに合っていて・・
ネタバレなしの感想
タコピーの純粋な部分や人間というものをあまり理解できないところがポップに描かれています。しかし、物語が進むにつれて登場人物たちの立ち位置が変わると、読者もタコピーのように「あれ?こんなはずじゃ・・・」というタコピーと同じ感覚を味わえるのが良いですよね。
平和の国の島崎へ
著者 | 濱田轟天 |
瀬下猛 | |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
国際テロ組織・LELによって羽田発パリ行き0457便がハイジャックされた。9歳だった島崎真吾は拉致され、戦闘工作員として育つ。それから30年後、集団拉致被害者の中で唯一の生存者であった島崎は、消息を絶ち、故郷である日本で生活をしていた。
ネタバレなしの感想
設定だけでもう心を掴まれてしまった作品。戦闘工作員として育った彼は日本で生活をしながら、小さな幸せを噛み締めているわけですが・・・1話から不吉なカウントダウンが始まり、もう面白いの確定じゃん!ってなるはず。
マイホームヒーロー
著者 | 山川直輝 |
朝基まさし | |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
1人暮らしを始めた娘の顔には、殴られたようなアザがあった。どうやら付き合っている男に殴られたようで、その男は半グレ組織の一員だった。サラリーマンの父は、娘を救うためにその男を殺害し隠蔽する。しかし、組織に目をつけられた父は巻き込まれていき・・・
ネタバレなしの感想
ミステリー小説から得た知識を使って父が機転を利かせながら上手く立ち回るのですが、事態が思わぬ方向へ転がっていき、読んでいて正直疲れます。それくらいドキドキハラハラする面白い作品です。
九条の大罪
著者 | 此元和津也 |
巻数 | 真鍋昌平 |
おすすめ度 |
あらすじ
弁護士の使命は社会正義の実現と人権擁護だ。ヤクザや半グレなど顧客を選ばず依頼を引き受ける弁護士・九条間人(くじょうたいざ)。彼に一般的な常識やモラルは通用しない。ただただ「手続きを守るため」に、警察を敵に回してでも淡々と役割を果たしていく。
ネタバレなしの感想
闇金ウシジマくんの作者が描いた、ダークヒーロー的な存在の弁護士を主人公にした作品。相変わらず自分の知らない世界がリアルに描かれており、最高に気分が悪くなる。気分が悪くなるのにページをめくる手が止まらない。力ある者が勝つ弱肉強食の世界で、知を活かしつつ正義に染まることは決してない弁護士。魅力を感じてしまう。
ねずみの初恋
著者 | 大瀬戸陸 |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
ヤクザの殺し屋として育てられ、日々淡々とターゲットを暗殺する日々を過ごすねずみ。ある日、青年・碧(あお)はねずみに一目惚れをする。やがて2人は同棲生活を始めるが、ねずみは自分の正体を隠し続ける。しかし、ヤクザは碧の存在に気づき・・・
ネタバレなしの感想
物語の展開は残酷でドキドキハラハラする一方で、ねずみの無機質な感じと碧の性格が良いアクセントになっており、読んでいてしんどくならない。だからページをめくる手が止まらない。
SF・ファンタジーのおすすめ漫画
ドキドキ・ワクワクの世界観。
サマータイムレンダ
著者 | 田中靖規 |
巻数 | 全13巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
幼馴染の潮が溺れて亡くなった。葬儀に参加するため、故郷の島に帰ってきた慎平。そこで慎平は潮の首に締められた跡があることを知る。さらに亡くなる3日前には潮にそっくりな人が?この島に伝わる影の病とは。
ネタバレなしの感想
離島で季節は夏という爽やかな匂いがしてきそうな舞台でハラハラドキドキさせられるサスペンス漫画。物語の設定としては現実味がないものの、展開に関係がある部分もない部分も細かく作られており、リアルな感じが伝わってきます。このリアルさとサスペンス要素と舞台すべてが噛み合っていて気持ちが良い。
彼方のアストラ
著者 | 篠原健太 |
巻数 | 全5巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
西暦2063年。ケアード高校の生徒たちは、惑星キャンプへと出発する。生徒たちだけで惑星マクパで5日間過ごすというもの。この日、無作為に集められた9人のB5班はマクパへと旅立つ。しかし、そこで謎の光に飲み込まれてしまう・・・。気が付くとB5班全員は、宇宙空間へ放り出されてしまっていた。
ネタバレなしの感想
たまたまあった宇宙船に逃げ込み、生徒たちは帰還を目指すのですが、物語が進むに連れて想像していたものとは違う方向へ転がっていきどんどん面白くなる作品。篠原先生らしく笑いとシリアスな展開がテンポよく進むため読んでいて飽きません。
アイリウム
著者 | 小出もと貴 |
巻数 | 全1巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
アイリウム・・・1錠飲めば24時間後へワープできる薬。服用すると普段通りの生活を行うことができるが、その間の記憶は自分に残らない。嫌なコト・辛いコトの前に服用すれば記憶に残ることなくやり過ごすことができ、24時間後に意識が戻る。そんなアイリウムが当たり前になった世界に生きる7人の物語。
ネタバレなしの感想
SFっぽい感じですが、話のテーマとしては色々と考えさせられる作品。記憶に残らなない時間が当たり前になったことで、現実から目を背ける機会も増えたということなんですよね。まぁ・・・ちょっと欲しいかなとも思ったりしますが。
山羊座の友人
著者 | 乙一 |
ミヨカワ将 | |
巻数 | 全1巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
僕の家は高台にあり、2階部分だけ強い風が当たる。そんな2階にある僕の部屋のベランダには毎朝大量の落ち葉が。そして落ち葉にまぎれてゴミも。そんなゴミの中にあったのは新聞の切れ端。日付は来月。記事の内容は殺人事件。もし本当なら未来に起こる事件ということになる。そして今日、僕が通う高校で事件が起きた・・・
ネタバレなしの感想
高校の同級生でいじめられている子と重なる未来の新聞記事。主人公の松田ユウヤは「いじめ」を見てみぬフリをしていたが・・・。助けることができなかった彼をもう1度助けたい。その想いで動き出すわけですが、とにかくセリフの言い回しや間が良く、設定も素晴らしい。
龍とカメレオン
著者 | 石山諒 |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
天才漫画家・花神臥龍。自分の作品に一切妥協することはなく、代表作である「ドラゴン・ランド」も大ヒット。一方、作風を完コピできるカメレオンの異名を持つアシスタントの深山忍。そんな2人はある日、身体が入れ替わり・・・
ネタバレなしの感想
天才漫画家の花神と、作者の作風を完コピできる才能はありつつも、オリジナリティに欠けてしまい「モブ」として生きる深山。性格も対照的。そんな2人が入れ替わり、天才漫画家という地位を手に入れた深山と、モブという殻を破ろうとする花神の漫画バトルは読んでいてワクワクしてきます。
スピリットサークル
著者 | 水上悟志 |
巻数 | 全6巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
中学2年生・フータの教室に転校生がやってくる。名前は、石神鉱子。彼女の額には額には大きな傷がある。その傷を隠すことなく堂々とした振る舞いにフータは見惚れてしまう。フータは石神の後ろにいる霊に気付く。実はフータには「視える力」があった。フータの力に気付いた石神は、フータの命を狙う・・・?
ネタバレなしの感想
この物語は前世と今を行ったり来たりするのですが、物語が進むにつれてどんどん壮大になっていきます。読めば読むほど面白い漫画。
ゾン100
著者 | 水上悟志 |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
会社に行きたくない。天童輝は憧れていた世界を夢見て制作会社へ入社するも、そこはブラックだった。寝る暇もない生活が続き3年目。今日もゴミだらけの部屋の扉を開けて出社・・・のはずが世界はゾンビで溢れていた。ゾンビに襲われそうになった天童は歓喜する。これで今日から会社に行かなくていいんだ。
ネタバレなしの感想
ゾンビによって日常が崩れ去ってしまった・・・ではなく、ブラック企業で働き毎日ゾンビのような生活をしていた人間がゾンビの世界に歓喜するという切り口が素晴らしい。ゾンビの世界で楽しく暮らす天童に読んでいて笑ってしまいます。
青春・学園のおすすめ漫画
学校を舞台に繰り広げられる「青春」
青のフラッグ
著者 | KAITO |
巻数 | 全8巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
いつから変わってしまったのだろう。どこか達観している高校3年生の太一。そんな太一とは正反対で、背が高くスポーツもできる幼馴染のトーマ。そんなトーマに恋心を抱くのは、太一と同じく背の小さな女子の二葉。どんくさくていつも俯いている。まるで自分のように・・・。そんな高校3年生の青春と心の葛藤を描いた作品。
ネタバレなしの感想
最初は爽やかな青春学園物語だと勝手に思い込んで読んでいたのですが、読み進めていくと後頭部を殴られたかのような衝撃を受けた作品。憧れや嫉妬に嫌悪感など複雑な感情に向き合えない人、向き合いつつある人、隠している人。登場人物たちが選んだ答えをぜひ読んでほしいです。
君は放課後インソムニア
著者 | オジロマコト |
巻数 | 全14巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
眠れない。眠れないから余計に不安とイライラで眠れない。そしてまた朝が来て絶望する。不眠に悩むガンタは、文化祭の準備で今は存在していない天文部の部室に足を踏み入れる。そこは秘密基地のようになっており、昼寝をするには最適だった。ふと横を見ると同じクラスの女子イサキが寝ていた。彼女もまた不眠に悩まされていた。
ネタバレなしの感想
2人の共通点である「不眠」をきっかけに仲良くなり、そして天文部が復活します。夜に眠れない2人と夜にしか見えない星という組み合わせの切り口。最高ですよね。そしてこの何とも言えない青春に「あぁ・・・この漫画最高だ」ってついつい良い意味で思わずため息をついてしまいます。
君と宇宙を歩くために
著者 | 泥ノ田犬彦 |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
退屈な授業。続かないバイト。俺は何に向いているんだ。そんなヤンキーの小林のクラスに転校生の宇野がやってきた。何だか少し変わった言動をとる彼に少しずつ影響されていく小林。「普通」にみんなができることを、「普通」に人と同じように生活するために「工夫」しながら生きてく。
ネタバレなしの感想
最初の1話で心を掴まれた作品。あえて分類するのであれば、自分も小林や宇野側になる。だからこそ勇気みたいなものを貰えるんですよね。思考や感情を言語化してくれる作品でもあって心に刺さりまくりです。
セトウツミ
著者 | 此元和津也 |
巻数 | 全8巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
高校生の瀬戸は、暇をつぶすために。同じく同級生の内海は塾までの時間をつぶすために。今日も学校が終わると河川敷に集まり、2人の爽快でコミカルな関西弁トークが始まる。
ネタバレなしの感想
漫才が好きな人ほど、どっぷりとハマってしまう作品だと思います。ギャグ漫画か?というと少し違っていて、とにかく2人が喋り倒すという感じ。これを漫画で表せているところが凄い。
ギャグ・コメディのおすすめ漫画
読んで笑える。気分が晴れる。
ウィッチウォッチ
著者 | 篠原健太 |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
予言によると魔女のニコには、1年以内に災いが起きるとか・・・。鬼の力を持つもリヒトはニコを守るため同居を始める。そして他にも愉快な仲間たちがたくさん登場する学園コメディ。
ネタバレなしの感想
前作の「スケットダンス」も好きだったのですが、個人的には今作の方が好き。セリフの言い回しやツッコミなどお笑い好きの人ほど刺さる作品です。
日常
著者 | あらゐ けいいち |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
女子高生のゆっこは、明るい性格。ゆっこの友達のみおちゃんはツッコミセンス抜群。まいちゃんは天然だけど面白い。そしてロボットの女子高生。空からはこけしが降ってきた!そんな日常。
ネタバレなしの感想
あらゐ先生の世界観に浸りながら、非日常の中にある実際にありそうな日常を楽しめる作品です。何が面白いのか言語化するのが難しいのですが、勢いと登場人物たちの何かに心をくすぐられます。
スポーツ・ゲームのおすすめ漫画
負けられない試合。熱い展開。挫折。成長。
アイシールド21
著者 | 稲垣理一郎 |
村田雄介 | |
巻数 | 全37巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
気弱なセナは、高校で不良生徒たちのパシリをしていた。ある日、アメフト部主将のヒル魔は、不良に絡まれ逃げるセナを目撃。セナの飛び抜けた脚力を気に入ったヒル魔は、選手として無理やり入部させる。こうしてセナのアメフト部員としての物語が今始まる。
ネタバレなしの感想
当時アメフトに興味が全くなかったのですが、物語の構成と見せ方に惹かれて読んでいました。気づいたらアメフトのルールを覚えていたほど。ルールを知らない人間にここまで面白いと思わせてしまうスポーツ漫画は他にあるでしょうか。
ヒカルの碁
著者 | ほったゆみ |
小畑健 | |
巻数 | 全23巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
じーちゃんの蔵を漁っていると古びた碁盤を見つけたヒカル。碁盤には血のような跡が。すると突然ヒカルの目の前に平安の天才棋士・藤原佐為の霊が現れた。彼の「神の一手を極めたい」という願いを叶えるため、ヒカルは囲碁の世界へと足を踏み入れる。
ネタバレなしの感想
ヒカルの碁をきっかけに囲碁に興味を持ち、最終的にはヒカルの碁の囲碁ゲームを買ってまで遊ぶほど熱中させられてしまった作品。囲碁を題材にしていますが、この作品の軸は人間ドラマだと思います。ヒカルの成長はもちろん、この物語のラストシーンは「そう来るのかぁ・・・」と鳥肌が立ちました。
SLAM DUNK
著者 | 井上雄彦 |
巻数 | 全20巻 新装再編版 |
おすすめ度 |
あらすじ
バスケットはお好きですか?不良高校生の桜木花道は赤木晴子と出会う。バスケ初心者の花道は、春子に好かれるためバスケ部に入部。バスケのバの字も知らない花道だったが、その恵まれた体格と立ち向かう努力、そして仲間たちと共に成長しながら、全国大会を目指して奮闘する物語。
ネタバレなしの感想
物語の展開や登場人物たちの成長といった部分がちゃんと1つ1つ丁寧に積み上げているからこそ、読み進めていくと自然と彼らのことが好きになっているんですよね。巻数は短いのに、そこにはちゃんと時間が流れているからこそ、今でも愛される作品なのではないでしょうか。
ダイヤのA
著者 | 寺嶋裕二 |
巻数 | 全47巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
中学野球最後の大会。最終回2アウト満塁、3-2のカウントから赤城中のエース・沢村栄純が投げた球は大きく逸れ敗退。しかし、その1球に名門校である青道高校のスカウトの目に留まる。廃校予定の野球部のエースは、仲間・親元から離れ、強者が集まる世界に挑戦する。
ネタバレなしの感想
この作品はスポーツをする上で「届きそうで届かない」が上手く表現されているんですよね。スポーツ漫画で主人公が無双するというのは簡単なんですが、ダイヤのAはその塩梅が上手く、きっちり成長の過程も描いてくれるため面白い。
おおきく振りかぶって
著者 | ひぐちアサ |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
みんな、俺のせいで野球が楽しくなかったよね。中学時代、三橋はエースだった。しかし、祖父の経営する中学だったということもあり、周りから陰口を叩かれ嫌われていた。自分に自信がない三橋はみんなとは違う他県の高校へ。そこで三橋の隠れた実力に気づいてくれた捕手の阿部と出会う。
ネタバレなしの感想
野球を題材にした漫画ですが、どちらかといえば人間関係だったり心の動きみたいなものを楽しむ漫画かなと。個性豊かな部員たちや三橋の関係性の変化や成長を楽しめる作品です。
歴史・科学のおすすめ漫画
特定の時代や場所を舞台に生きた人々。
チ。
著者 | 魚豊 |
巻数 | 全8巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
15世紀のヨーロッパ。異端思想の者は、拷問され火炙りに処された時代。天動説が当たり前のように信じられていたこの世界で、異端と見なされる「地動説」を支持する者たちがいた。彼らは命がけで真実を追い求める・・・。
ネタバレなしの感想
信じたいから信じ、神や宗教という縛りがあるなかで、今の言葉で言うなら「逆張り」をしている人たちのもがく姿が熱い。そしてこの作品の面白いところは、届かなかった夢の儚さをちゃんと感じ取れるところ。
特攻の島
著者 | 佐藤秀峰 |
巻数 | 全9巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
昭和19年9月。サイパンは堕ち、米軍による本土への空襲が始まった。日本はこの逆境を乗り越えるため新たな兵器が考案される。その名は「回天」、1度搭乗すれば生還することはできない人間魚雷。巨大な鉄の棺桶である。少年たちは自ら志願し、この回転に乗り込む・・・。
ネタバレなしの感想
まず圧倒的な画力に背筋がゾッとするほど引き込まれます。そして、登場人物たちの心情や葛藤も描かれており全員が全員同じ方向を指しているわけでもないところも良い。主人公の渡辺もその中の1人。終盤にかけて心境の変化の仕方もリアルです。
満州アヘンスクワッド
著者 | 鹿子 |
門馬司 | |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
昭和12年。関東軍の兵士として満州の地へ降り立った日方勇。戦地で片目の視力を失ってしまったことをきっかけに農業義勇軍に配属される。そんなある日、母の病をきっかけに勇は「アヘン」の密造に手を染める。
ネタバレなしの感想
兵士として満州にやってきたはずが、気づけば裏の世界へ足を踏み入れてしまった主人公。そして、アヘンで狂っていく世界が恐怖。そして次々襲ってくるピンチにもドキドキが止まらない。
日本三國
著者 | 松木いっか |
巻数 | 連載中 |
おすすめ度 |
あらすじ
令和末期。第4次産業革命時代を迎え、日本は諸外国に圧倒的大敗を喫した。少子化なども重なり日本は衰退。そして世界は核大戦が勃発。腐敗する政治、重税、飢饉に苦しむ民衆による暴力大革命により日本は3つの国に分かれ、覇権を争う三国時代へと突入した。
ネタバレなしの感想
まず設定として文明が近未来ではなく、明治初期の頃まで衰退しているというのが日本の三国時代を描く上で面白いポイント。主人公は「頭」を使うキャラで弁が立つタイプ。ハマる人にはハマる作品。