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このページでは、当サイト「YOMUDAKE / ヨムダケマンガ」が選ぶ、5巻以内で完結するおすすめ漫画を紹介します。5巻以内で完結するため全巻集めやすいのも特徴です。
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著者 | 藤本タツキ |
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巻数 | 全1巻 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ
小学4年生の藤野は自分の絵に自信を持っており、学級新聞では4コマ漫画を任されていた。しかし、不登校の京本が描いた4コマが掲載されると、その圧倒的な画力の差を見せつけられる。藤野は必死に絵の勉強を始める。周りは誰も理解してくれない。そして2年後、藤野は挫折する・・・
見る人によって解釈が大きく分かれそうな作品。絵を描く喜びが、京本との出会いをきっかけに苦しみに変わり、やがて藤野は筆を折る。しかし、自分を苦しめたはずの京本だけが、最後まで藤野の才能を認めていた。そこから物語は静かに動き出す。藤野にとって、京本という存在は何だったのか。
著者 | 真造圭伍 |
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巻数 | 短編集 |
出版社 | 小学館 |
あらすじ
「ひらやすみ」で有名な真造圭伍先生の短編集。全8話で構成。中2の学際前日、俺は家出をした。-「ディパーチャー」|ウチ、結構やばいよ?清水さんは、初めて彼氏をゴミ屋敷の実家に招く-「清水家のすべて」|なじみの店が欲しくて・・・。-「いつでもフラッと飲める友達がほしいよ」
漫画「ひらやすみ」で有名な真造圭伍先生の短編集。とにかく全ての短編集を通して「人間っぽさ」みたいなものを感じ取れる。この人間っぽさとは何なのか?「ひらやすみ」でもそうだが、真造先生特有の空気感みたいなものがある。言語化することが難しいが、春のぽかぽかとした暖かさみたいな感じだろうか。無駄に装飾せず、ありのままの生きた感じが伝わってくる。好きな人にとってはたまらない作品。
著者 | 小出もと貴 |
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巻数 | 短編集 |
出版社 | 講談社 |
あらすじ
アイリウム・・・1錠飲めば24時間後へワープできる薬。服用すると普段通りの生活を行うことができるが、その間の記憶は自分に残らない。嫌なコト・辛いコトの前に服用すれば記憶に残ることなくやり過ごすことができ、24時間後に意識が戻る。そんなアイリウムが当たり前になった世界に生きる7人の物語。
アイリウムが普及したこの世界では「記憶の価値」とは?みたいな部分を考えさせられる。目の前にある出来事をある意味なかったことにすることができるアイリウムは、人々を物凄く単純な生物へと変えてしまう。しかし、7人の物語の中には、アイリウムが現実でも誕生すれば、実用化される可能性はあるのでは?と思わせられるようなリアリティある場面も。アイリウムは神の慈悲か?悪魔の策略か?読み終えたあとに、考えさせられてしまう。
著者 | 浅野いにお |
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巻数 | 全1巻 |
出版社 | 小学館 |
あらすじ
作品に人生のすべてを捧げてきた漫画家・深澤。しかし、連載の終了を機に立ち止まってみると、そこには何もなかった。手元に残されたのは、漫画で稼いだお金と衰えた肉体のみ。「漫画家とは何か。漫画とは何か。」生きる指針を失い、虚無だけが広がる人生を前に、深澤はもがき続ける。
本作には、浅野いにお氏の自伝的要素が濃密に反映されている。無闇に飾り立てることなく、葛藤や苦悩、さらには稚拙さまでも赤裸々に描き出した一作だ。創作にすべてを捧げることの崇高さ、身を削り堕落していく過程に潜む美しさ、人間としての欠落が露呈していくことの羞恥。それらが容赦なく読者に突きつける。
著者 | 九井諒子 |
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巻数 | 短編集 |
出版社 | イースト・プレス |
あらすじ
九井諒子先生の短編集。タラバガニってカニじゃないらしいぜ – 「TARABAGANI」/ 魔物から国を守るために我々は街に被害を与えている? – 「ユイカ!ユイユイカ」/ あそこに見えるのは凄いお金持ちの家です。広すぎるのでバスや電車で移動します – 「すごいお金持ち」など全部で33作品収録。
本のタイトル「テラリウム」が示すように、各作品には独自の世界観がしっかりと築かれている。それどころか、「九井諒子先生の頭の中は一体どうなっているのだろう」と思わずにはいられないほど、読者をワクワクさせる切り口が多い。面白い発想を持つ人の思考をのぞいてみたい。そんな願いを叶えてくれるのが、この短編集である。
著者 | 山本 和音 |
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巻数 | 短編集 |
出版社 | KADOKAWA |
あらすじ
山本和音先生の短編集。全11話で構成。2150年、地球の平均気温は52度。人類はスノードームでの生活を義務付けられた。-「夏を知らない子供たち」|元彼が私に会いたがっている。私のことまだ好きじゃん?-「まどか、田園へ行く」|ドラフト候補の高校球児・三浦くんに1通のメールが届く-「ナイトゲーム」
この短編集は、それぞれの登場人物たちの人生の一瞬を切り取った感じを楽しむことができる。まさに短編集とはこのこと。個人的に好きな話は「ナイトゲーム」で、物語の展開から終わり方まで最高だった。すぐに読み返してしまったくらい好き。短編集全体を通して良い意味であっさりしているにも関わらず、読み終えたあとに何かが残る。よく分からないが夏に畳の上で読みたくなる作品。
著者 | タイザン5 |
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巻数 | 全2巻 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ
ある日小学生のしずかちゃんは、ハッピー星からやってきたハッピー星人と出会う。ハッピー星人を「タコピー」と名付けた。純真無垢なタコピーは、しずかちゃんを元気にしようとするもどこか暗い表情のまま。実はしずかちゃんは、学校で壮絶なイジメに合っていて・・
戦争映画や血しぶきが舞うようなシーンでおしゃれな音楽が後ろで鳴っているあの感覚を味わえる作品。常に読んでいて苦しくなるような展開が続くも、タコピーの「純真無垢な姿」が良い味を出している。物語の序盤では、しずかちゃんは周りの劣悪な環境によって可愛そうな少女として映るも、中盤からは少しずつ、タコピーと読者はしずかちゃんに振り回されるようになり、気づくと序盤に見えていた景色と違う景色に変わっている。2巻という短い物語の中に、読者は何度も感情が行ったり来たりするのを味わえるおすすめの作品。
著者 | ウルバノヴィチ香苗 |
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巻数 | 全2巻 |
出版社 | リイド社 |
あらすじ
現代と比べれば貧しい時代かもしれない。それでも、人々は会話を楽しみ、食を味わい、季節の移ろいに心を寄せながら日々を生きていた。本作は、そんな江戸の人々の暮らしを描いた短編集。江戸に流れる時間は、今よりもずっと穏やかで、ゆっくりと、そしてていねいに刻まれていた。
忙しない日々を送る現代人が、いつの間にか置き忘れてしまったもの。この作品には、そんな大切な何かが随所に散りばめられている。夏の暑さをそのままに感じ、夜空に浮かぶ月を眺め、どこからか漂う匂いに心を留める。私たちは、そんな当たり前の楽しみすら忘れてしまっていたのかもしれない。人間としての幸福とは何か。この物語には、慎ましい日常に潜む、小さな幸せが溢れている。
著者 | 中村ひなた |
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巻数 | 全4巻 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ
少年・宇佐美九の元へやってきた人型ロボット・いちこ。人の「心」を学ぶため一緒に暮らすことになった。宇佐美家の隣で暮らすのは、幼馴染の入江愛。愛は、真っ直ぐで優しい九に恋心を抱いていた。一方、九もまたロボットのいちこに抱く感情に変化が。
男の子の宇佐美九・女の子の入江愛・ロボットのいちこ、の三角関係を描いた作品。単純に人間の三角関係ではなく、ここにリアルな人型ロボットを入れることで、人間の複雑な心の動きと汚い部分がにじみ出てくる。それを透き通るような透明感ある、中村ひなた先生の絵のタッチで表現されたこの世界は、美しくて儚い。表情の描き方も自然かつリアルであるからこそ、このストーリーが成り立つし引き込まれる。漫画家としての技量を魅せつけられた作品。
著者 | 鶴谷香央理 |
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巻数 | 全5巻 |
出版社 | KADOKAWA |
あらすじ
気づいたら75歳。もう夫の三回忌。そんなある日、お婆さんは久しぶりに本屋に立ち寄ると、1冊の絵が綺麗な漫画と出会う。その本は「BL漫画」。書店でバイトするBL好きの女子高生店員とお婆さんの年の差友情物語が描かれる。
どこか消極的で同学年のみんなが大人に変わっていくなか1人取り残されてしまっているように感じている女子高生・佐山うららと、夫を亡くして退屈な日常に変わってしまった市野井雪が、BLを通して2人に「青春」が訪れるという面白い切り口。しかし、ちゃんと年の差の部分を描いており、佐山うららが市野井雪に対して悩んだり心配する様子はリアル。1つ1つの描写がリアルで、それぞれの立場で抱えているモノが描かれており、読み終えたあとには「良い作品に出会えた」と思えるはず。
著者 | 浅野いにお |
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巻数 | 全2巻 |
出版社 | 小学館 |
あらすじ
むずかしいもんだ。人生ってのは。死んだように生きるのが嫌で会社を辞めたはずなのに、今度は何も社会貢献できていない自分がまるで存在していないような気がしてくる。社会人1年目が過ぎた井上芽衣子は、会社を辞める。フリータの彼氏と同棲して6年。見上げた空は、近くて遠かった。
もがきながら生きる一方で、そんな自分を直視したくない。掴みたくても掴めず、普通に生きたくても生きられない。折り合いをつけるべき自分とも向き合えぬまま、選択肢は次第に消えていく。可能性を手放した先に何があるのかすら分からない。生きることへの漠然とした不安感と、ただ過ぎ去る時間に溺れそうになる。刺さる人には、とにかく刺さる作品。
著者 | 高見奈緒 |
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巻数 | 全2巻 |
出版社 | イースト・プレス |
あらすじ
両親の離婚により、兄は母の元へ引き取られ、8歳の弟・皆蔵(みなぞう)は父と暮らすことになった。しかし、皆蔵の胸には常に寂しさが付きまとっていた。「みんなと一緒にいたいだけなんだ…」彼の心の拠り所は、人気漫画のキャラクター・モクモクマンだった。今日もまた、皆蔵は彼に向けて手紙を綴る。一方、その漫画の作者もまた、虚無と向き合いながら筆を執っていた。
舞台は、異常気象による猛暑が続く東京。限られた者だけが地下へ避難を許される世界で、地上に取り残された孤独な少年と漫画家の物語が描かれる。度重なる災害や人災、生死の境を彷徨う日常の中で、漫画はどのような意味を持つのか。どこかの誰かに届く救いの手とは何か。読み終えたとき、心にじんわりと温かさが広がる。
著者 | 篠原健太 |
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巻数 | 全5巻 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ
西暦2063年。ケアード高校の生徒たちは、惑星キャンプへと出発する。生徒たちだけで惑星マクパで5日間過ごすというイベント。この日、無作為に集められた9人のB5班は惑星マクパへと旅立つ。しかし、そこで謎の光に飲み込まれ気付くと全員宇宙空間へ放り出されてしまう。
個人的に前作の「スケットダンス」のファンでもあるが、相変わらずコメディ要素で笑わせてきたと思いきや突然シリアスな場面を取り入れ緩急の使い方が上手い。また、物語に登場するキャラクターが多いにも関わらず、1人1人ちゃんと個性や役割が与えられているのも素晴らしい。そして終盤に近づくにつれ、ページをめくる手が止まらなくなる。
著者 | 西尾 拓也 |
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巻数 | 全2巻 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ
朝の7時。ガラガラの電車で私はいつも決まった場所に座ります。30分後に、彼も決まった場所に座ります。美化委員の夏川さんは、どこか自分と似た匂いを感じられる相原くんに惹かれていた。しかし、ある日相原くんと歩く女性を目にしてしまい・・・。
1コマ1コマに時間がしっかりと流れていることを感じ取れる作品。絵のタッチと物語の相性も良く、切なく冷たく美しく表現されている。漫画だけど漫画じゃない。2つの意味で余白を楽しめる漫画。
著者 | 吾嬬 竜孝 |
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巻数 | 全4巻 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ
2045年、再びアメリカとロシアの冷戦時代に突入。その一方で、地球上では異常気象や大気汚染が深刻化し、動植物の絶滅が進むなど、地球は滅亡の危機に瀕していた。そんな中、突如として謎の飛翔体「蝶」が地球に向かって接近してくる。その「蝶」を倒すべく、ヒューマノイドのアダムが立ち上がるが・・・
個人的には、SF小説を読んでいるようなセリフの言い回しが刺さる。地球のため、人類のために戦うAIロボットと、その裏で繰り広げられる人間ドラマ。そういう作品が好きな人におすすめしたい。
著者 | 上村 奈帆 / プクプク |
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巻数 | 全4巻 |
出版社 | 小学館 |
あらすじ
私は卒業式で泣いたことがない。私は青春不適合者だ。高校生になったゆかりは、青春を感じられる「夢中になれる何か」を探していると・・・徳田みみに出会う。彼女は雑草研究部という部活らしい。雑研と出会い、ゆかりの見えていた世界は大きく変わっていく。
雑草にスポットを当てた青春漫画。雑草から繋がる友、雑草から見えてくる世界、面白い切り口の漫画。
著者 | 黒井白 |
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巻数 | 全3巻 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ
宇宙空間で見つけた古びた旅客船の中に潜入する盗掘屋の3名。人の気配はなく、廃墟のような船内。そこで金目の物を探していると1冊の手帳を見つける。手帳は航海日誌のようで、この旅客船で起きたことが書かれていた。どうやらこの旅客船は中学校の修学旅行で使われていた船らしく、悲惨な事件が起きていたようで・・・
映画を見ているかのようなスケール感満載のSF漫画。絵のタッチ含め常に緊張感を楽しめる。そして物語はどう展開していくのか?ドキドキを楽しめる。
著者 | 森もり子 |
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巻数 | 全3巻 |
出版社 | ナンバーナイン |
あらすじ
この教室は支配されている。文化祭実行員を決めることになったが、誰も手を挙げない。するとスクールカースト上位の前田が俺に押し付けてきた。文化祭実行委員になった俺は、このスクールカーストを破壊するために、カースト上位の女子・伊藤と付き合う計画を立てる。
スクールカーストの下にいる自分がカースト上位の女子と付き合えば、上位の奴らの関係性が壊れて同時にスクールカーストも破壊できるという・・・もうこの設定が魅力的。良い意味でこのくだらなさがワクワクさせてくれる。そしてセリフの言い回しも高校生らしさを表現していて良い。最終的にどう転んでいくのか期待しながら読み進めていった。
著者 | 三秋縋 / 田口囁一 |
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巻数 | 全3巻 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ
20歳になったクスノキは、金欠だった。食べるものに困っていた彼はCDと本を手放す。そこで寿命を買い取ってもらえるサービスを知る。命の査定を行うと、余命は30年3ヶ月。1年あたりの買い取り額は、最低買取価格の1万円。自分の今後の人生に価値がないことを知った彼は3ヶ月だけ残し、30年分を売り払う。
自分の残りの人生に価値がないことを知るという絶望から始まるこの物語は、色々と読んでいて心に突き刺さる。寿命というものを意識し始め、人との繋がりを求めはじめるところもリアル。
著者 | 筒井哲也 |
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巻数 | 全3巻 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ
「明日の予告を教えてやる」突如、インターネット上の動画投稿サイトに現れた、新聞紙で顔を覆った謎の男。彼は社会秩序を乱す人物を名指しし、犯行予告を行ったうえで、それを実行に移していく。その手口と目的に世間は騒然。やがてネット上では、彼を支持する声さえ現れ始めた。果たして、彼の真の狙いとは何なのか?
現代社会の歪みに切り込む異色のサスペンス。ネット社会を舞台に展開される「制裁劇」は、単なる犯罪ドラマにとどまらず、格差・排除・正義といった普遍的テーマを浮き彫りにする。
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