10巻以内で完結するオススメの漫画作品まとめ
短編漫画を探している方に向けて、このページでは、当サイト「YOMUDAKE(ヨムダケ)」が選ぶ10巻以内で完結するおすすめ漫画を紹介します。
10巻以内で完結するおすすめ漫画
おすすめ度:5
タコピーの原罪
著者 | タイザン5 |
巻数 | 全2巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
ある日小学生のしずかちゃんは、ハッピー星からやってきたハッピー星人と出会う。ハッピー星人を「タコピー」と名付けた。純真無垢なタコピーは、しずかちゃんを元気にしようとするもどこか暗い表情のまま。実はしずかちゃんは、学校で壮絶なイジメに合っていて・・
ネタバレなしの感想
タコピーの純粋な部分や人間というものをあまり理解できないところがポップに描かれています。しかし、物語が進むにつれて登場人物たちの立ち位置が変わると、読者もタコピーのように「あれ?こんなはずじゃ・・・」というタコピーと同じ感覚を味わえるのが良いですよね。
メタモルフォーゼの縁側
著者 | 鶴谷香央理 |
巻数 | 全5巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
気づいたら75歳。もう夫の三回忌。そんなある日、お婆さんは久しぶりに本屋に立ち寄ると、1冊の絵が綺麗な漫画と出会う。その本は「BL漫画」。書店でバイトするBL好きの女子高生店員とお婆さんの年の差友情物語が描かれる。
ネタバレなしの感想
読んでいるときも読み終えたときも「あー最高だなぁ」と感じられる作品。この世界観とゆったりと流れる時間が読んでいて心地良い。辛いことやしんどいことがあったときにこの世界に浸りたい。
ルックバック
著者 | 藤本タツキ |
巻数 | 全1巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
小学4年生の藤野は自分の絵に自信を持っており、学級新聞では4コマ漫画を任されていたほどだった。そんなある日、不登校の京本が描いた4コマが掲載される。京本の画力に藤野は心を折られ描くのをやめてしまう。そして卒業式の日、藤野は京本と出会い、運命の歯車が動き出す。
ネタバレなしの感想
この作品をどう捉えるかは人によって違うと思いますが、個人的にはこの理不尽な世界で必死に毒を飲んで苦しんでもがいて喉を掻きむしって変えられたモノ。変えられなかったモノ。必要なくなったモノ。が感じ取れた良い意味で吐きそうな作品でした。
ココロのプログラム
著者 | 中村ひなた |
巻数 | 全4巻 |
あらすじ
少年・宇佐美九の元へやってきた人型ロボット・いちこ。人の「心」を学ぶため一緒に暮らすことになった。宇佐美家の隣で暮らすのは、幼馴染の入江愛。愛は、真っ直ぐで優しい九に恋心を抱いていた。一方、九もまたロボットのいちこに抱く感情に変化が。
ネタバレなしの感想
単純な三角関係ではなく、そこに「ロボット」を入れるのがめちゃくちゃ良い!純真無垢な「いちこ」に光を当てることで、人間の複雑な心が上手く表現されることもあれば、人間の成長に光を当てることで「心」がないはずのいちこに切なさが感じられて最高です。
おすすめ度:4.5
彼方のアストラ
著者 | 篠原健太 |
巻数 | 全5巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
西暦2063年。ケアード高校の生徒たちは、惑星キャンプへと出発する。生徒たちだけで惑星マクパで5日間過ごすというイベント。この日、無作為に集められた9人のB5班は惑星マクパへと旅立つ。しかし、そこで謎の光に飲み込まれ気付くと全員宇宙空間へ放り出されてしまう。
ネタバレなしの感想
たまたまあった宇宙船に逃げ込み、生徒たちは帰還を目指すのですが、物語が進むに連れて想像していたものとは違う方向へ転がっていきどんどん面白くなる作品。篠原先生らしく笑いとシリアスな展開がテンポよく進むため読んでいて飽きません。
青のフラッグ
著者 | KAITO |
巻数 | 全8巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
いつから変わってしまったのだろう。どこか達観している高3の太一。太一とは正反対で、背が高くスポーツができる幼馴染のトーマ。そして太一と同じく背の小さな女子の二葉。どんくさくていつも俯いている。そんな高校3年生の青春と心の葛藤を描いた作品。
ネタバレなしの感想
最初は爽やかな青春学園物語だと勝手に思い込んで読んでいたのですが、読み進めていくと後頭部を殴られたかのような衝撃を受けた作品。憧れや嫉妬に嫌悪感など複雑な感情に向き合えない人、向き合いつつある人、隠している人。登場人物たちが選んだ答えをぜひ読んでほしいです。
センチメンタル無反応
著者 | 真造圭伍 |
巻数 | 短編集 |
おすすめ度 |
あらすじ
真造圭伍氏の短編集。全8話で構成。中2の学際前日、俺は家出をした。-「ディパーチャー」|ウチ、結構やばいよ?清水さんは、初めて彼氏をゴミ屋敷の実家に招く-「清水家のすべて」|なじみの店が欲しくて・・・。-「いつでもフラッと飲める友達がほしいよ」
ネタバレなしの感想
真造圭伍先生の作品は、どれも春のポカポカした感じを随所に感じ取れるのが好きです。上手く表現できませんが、心をマッサージしてくれるようなそんな短編集。
夏を知らない子供たち
著者 | 山本和音 |
巻数 | 短編集 |
おすすめ度 |
あらすじ
山本和音氏の短編集。全11話で構成。2150年、地球の平均気温は52度。人類はスノードームでの生活を義務付けられた。-「夏を知らない子供たち」|元彼が私に会いたがっている。私のことまだ好きじゃん?-「まどか、田園へ行く」|ドラフト候補の高校球児・三浦くんに1通のメールが届く-「ナイトゲーム」
ネタバレなしの感想
1話1話の切り口が面白く、それぞれの人生の一瞬にスポットを当てた感じ。登場人物たちの生活は今後も続いていくような終わり方も良い。全部で11話ありますが、自分は「ナイトゲーム」が1番好き。
アイリウム
著者 | 小出もと貴 |
巻数 | 全1巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
アイリウム・・・1錠飲めば24時間後へワープできる薬。服用すると普段通りの生活を行うことができるが、その間の記憶は自分に残らない。嫌なコト・辛いコトの前に服用すれば記憶に残ることなくやり過ごすことができ、24時間後に意識が戻る。そんなアイリウムが当たり前になった世界に生きる7人の物語。
ネタバレなしの感想
SFっぽい感じですが、話のテーマとしては色々と考えさせられる作品。記憶に残らなない時間が当たり前になったことで、現実から目を背ける機会も増えたということなんですよね。まぁ・・・ちょっと欲しいかなとも思ったりしますが。
おすすめ度:4
BLUE GIANT
著者 | 石塚真一 |
巻数 | 全10巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
中学時代、友達に誘われたジャズの演奏会をきっかけにジャズに心を打たれた宮本大。高3になった大。ジャズに誘ってくれた友達は医学部を目指していて楽器の演奏はやめていた。3年生としての部活も終わり、大は1人河原でサックスを独学で吹き続ける。ジャズプレイヤーになることを夢見る1人の青年を描いた物語。
ネタバレなしの感想
真っ直ぐすぎる大の挑戦する姿に応援したくなります。そして画力に音色が乗っかり、漫画なのに音が聴こえてきます。本当に。
チ。
著者 | 魚豊 |
巻数 | 全8巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
15世紀のヨーロッパ。異端思想の者は、拷問され火炙りに処された時代。天動説が当たり前のように信じられていたこの世界で、異端と見なされる「地動説」を支持する者たちがいた。彼らは命がけで真実を追い求める・・・。
ネタバレなしの感想
信じたいから信じ、神や宗教という縛りがあるなかで、今の言葉で言うなら「逆張り」をしている人たちのもがく姿が熱い。そしてこの作品の面白いところは、届かなかった夢の儚さをちゃんと感じ取れるところ。
おすすめ度:3.5
山羊座の友人
著者 | 乙一 |
ミヨカワ将 | |
巻数 | 全1巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
僕の家は高台にあり、2階部分だけ強い風が当たる。そんな2階にある僕の部屋のベランダには毎朝大量の落ち葉が。そして落ち葉にまぎれてゴミも。そんなゴミの中にあったのは新聞の切れ端。日付は来月。記事の内容は殺人事件。もし本当なら未来に起こる事件ということになる。そして今日、僕が通う高校で事件が起きた・・・
ネタバレなしの感想
高校の同級生でいじめられている子と重なる未来の新聞記事。主人公の松田ユウヤは「いじめ」を見てみぬフリをしていたが・・・。助けることができなかった彼をもう1度助けたい。その想いで動き出すわけですが、とにかくセリフの言い回しや間が良く、設定も素晴らしい。
映画大好きポンポさん
著者 | 杉谷庄吾【人間プラモ】 |
巻数 | 全3巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
伝説の映画プロデューサーを祖父に持つポンポさん。彼女もまた才能があり、プロデューサーとしていくつものB級映画!?を制作していた。そんなポンポさんの元でアシスタントとして働くのは、映画が大好きで学生時代は友達がいなかった青年のジーン。ある日突然、ポンポさんはジーンに15秒のCMを作らせる。それをきっかけにジーンは再度映画の魅力に没頭する。
ネタバレなしの感想
クリエイターの世界に広がる熱いモノをポップに描かれているので、読んでいてくどくなく何だか頑張ろうと思える作品です。
夏の終点
著者 | 西尾 拓也 |
巻数 | 全2巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
朝の7時。ガラガラの電車で私はいつも決まった場所に座ります。30分後に、彼も決まった場所に座ります。美化委員の夏川さんは、どこか自分と似た匂いを感じられる相原くんに惹かれていた。しかし、ある日相原くんと歩く女性を目にしてしまい・・・。
ネタバレなしの感想
ストーリーと絵のタッチの相性が抜群。余白と心情の動きもマッチしている。また、どこか夏の爽やかさと侘び寂びを感じられる作品。この世界観が好きな人にとってはたまらない作品のはず。
おすすめ度:3
山賊ダイアリー
著者 | 岡本健太郎 |
巻数 | 全7巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
作者は漫画家でありながら狩猟に関する免許を持っており、作者自身の狩猟経験を描いた実話漫画。狩猟の流れや免許に関する話、そして狩猟で繋がる輪など狩猟をする主人公・岡本を中心に話が展開する。
ネタバレなしの感想
個人的に狩猟は全く興味がないにも関わらず気付いたら惹き込まれていていました。勉強にもなりますしおすすめ。
リバイアサン
著者 | 黒井白 |
巻数 | 全3巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
宇宙空間で見つけた古びた旅客船の中に潜入する盗掘屋の3名。人の気配はなく、廃墟のような船内。そこで金目の物を探していると1冊の手帳を見つける。手帳は航海日誌のようで、この旅客船で起きたことが書かれていた。どうやらこの旅客船は中学校の修学旅行で使われていた船らしく、悲惨な事件が起きていたようで・・・
ネタバレなしの感想
盗掘屋が手帳を読み進みつつ、手帳に船内の様子を書いていた中学生のイチノセ視点で当時の様子が交互に描かれていきます。この作品は「人間」をテーマに争いや汚さなどを上手く描きつつ、最終的に辿り着いた答えとは?にハラハラドキドキさせられる作品です。
ザッケン!
著者 | 上村 奈帆 |
プクプク | |
巻数 | 全4巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
私は卒業式で泣いたことがない。私は青春不適合者だ。高校生になったゆかりは、青春を感じられる「夢中になれる何か」を探していると・・・徳田みみに出会う。彼女は雑草研究部という部活らしい。雑研と出会い、ゆかりの見えていた世界は大きく変わっていく。
ネタバレなしの感想
ほのぼのとした世界観に「青春」を感じられる要素がいくつも盛り込まれた作品。雑草研究部というニッチな切り口によって、本来脇役どころか存在すら認知されていないような雑草に光が当たり、ゆかりと同じく読者も見えていた世界が変わる感じが素敵です。
スピリットサークル
著者 | 水上悟志 |
巻数 | 全6巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
中学2年生・フータの教室に転校生がやってくる。名前は、石神鉱子。彼女の額には額には大きな傷がある。その傷を隠すことなく堂々とした振る舞いにフータは見惚れてしまう。フータは石神の後ろにいる霊に気付く。実はフータには「視える力」があった。フータの力に気付いた石神は、フータの命を狙う・・・?
ネタバレなしの感想
この物語は前世と今を行ったり来たりするのですが、物語が進むにつれてどんどん壮大になっていきます。読めば読むほど面白い漫画。
さよならハイスクール
著者 | 森もり子 |
巻数 | 全3巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
この教室は支配されている。文化祭実行員を決めることになったが、誰も手を挙げない。するとスクールカースト上位の前田が俺に押し付けてきた。文化祭実行委員になった俺は、このスクールカーストを破壊するために、カースト上位の女子・伊藤と付き合う計画を立てる。
ネタバレなしの感想
まずスクールカーストをぶち壊すには、上位の女子と付き合うという発想が面白い。そしてセリフの言い回しも高校生らしさを表現していて良い。最終的にどう転んでいくのかワクワクしながら読めました。
一年につき、一万円で。
著者 | 三秋縋 |
田口囁一 | |
巻数 | 全3巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
20歳になったクスノキは、金欠だった。食べるものに困っていた彼はCDと本を手放す。そこで寿命を買い取ってもらえるサービスを知る。命の査定を行うと、余命は30年3ヶ月。1年あたりの買い取り額は、最低買取価格の1万円。自分の今後の人生に価値がないことを知った彼は3ヶ月だけ残し、30年分を売り払う。
ネタバレなしの感想
小学生のとき思い描いていた自分の人生とは真逆の道を歩んでおり、今後の自分の人生に価値がないことを知った彼は残り3ヶ月で何を残すのか?寿命を意識し始めた彼は、人との繋がりを求め過去を振り返り始めるのですが・・・色々と読んでいて心に突き刺ささりました。
セトウツミ
著者 | 此元和津也 |
巻数 | 全8巻 |
おすすめ度 |
あらすじ
高校生の瀬戸は、暇をつぶすために。同じく同級生の内海は塾までの時間をつぶすために。今日も学校が終わると河川敷に集まり、2人の爽快でコミカルな関西弁トークが始まる。
ネタバレなしの感想
漫才が好きな人ほど、どっぷりとハマってしまう作品だと思います。ギャグ漫画か?というと少し違っていて、とにかく2人が喋り倒すという感じ。これを漫画で表せているところが凄い。