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10巻以内で完結する漫画は、物語をじっくり楽しみつつも、最後まで一気に読みやすいのが特徴です。本ページでは、当サイト「YOMUDAKE / ヨムダケマンガ」が厳選した10巻以内完結のおすすめ漫画をご紹介します。限られた巻数の中で展開される濃密なストーリーを、ぜひ味わってみてください。
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著者 | 藤本タツキ |
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巻数 | 全1巻 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ
小学4年生の藤野は自分の絵に自信を持っており、学級新聞では4コマ漫画を任されていた。しかし、不登校の京本が描いた4コマが掲載されると、その圧倒的な画力の差を見せつけられる。藤野は必死に絵の勉強を始める。周りは誰も理解してくれない。そして2年後、藤野は挫折する・・・
見る人によって解釈が大きく分かれそうな作品。絵を描く喜びが、京本との出会いをきっかけに苦しみに変わり、やがて藤野は筆を折る。しかし、自分を苦しめたはずの京本だけが、最後まで藤野の才能を認めていた。そこから物語は静かに動き出す。藤野にとって、京本という存在は何だったのか。
著者 | 真造圭伍 |
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巻数 | 短編集 |
出版社 | 小学館 |
あらすじ
「ひらやすみ」で有名な真造圭伍先生の短編集。全8話で構成。中2の学際前日、俺は家出をした。-「ディパーチャー」|ウチ、結構やばいよ?清水さんは、初めて彼氏をゴミ屋敷の実家に招く-「清水家のすべて」|なじみの店が欲しくて・・・。-「いつでもフラッと飲める友達がほしいよ」
漫画「ひらやすみ」で有名な真造圭伍先生の短編集。とにかく全ての短編集を通して「人間っぽさ」みたいなものを感じ取れる。この人間っぽさとは何なのか?「ひらやすみ」でもそうだが、真造先生特有の空気感みたいなものがある。言語化することが難しいが、春のぽかぽかとした暖かさみたいな感じだろうか。無駄に装飾せず、ありのままの生きた感じが伝わってくる。好きな人にとってはたまらない作品。
著者 | 小出もと貴 |
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巻数 | 短編集 |
出版社 | 講談社 |
あらすじ
アイリウム・・・1錠飲めば24時間後へワープできる薬。服用すると普段通りの生活を行うことができるが、その間の記憶は自分に残らない。嫌なコト・辛いコトの前に服用すれば記憶に残ることなくやり過ごすことができ、24時間後に意識が戻る。そんなアイリウムが当たり前になった世界に生きる7人の物語。
アイリウムが普及したこの世界では「記憶の価値」とは?みたいな部分を考えさせられる。目の前にある出来事をある意味なかったことにすることができるアイリウムは、人々を物凄く単純な生物へと変えてしまう。しかし、7人の物語の中には、アイリウムが現実でも誕生すれば、実用化される可能性はあるのでは?と思わせられるようなリアリティある場面も。アイリウムは神の慈悲か?悪魔の策略か?読み終えたあとに、考えさせられてしまう。
著者 | 浅野いにお |
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巻数 | 全1巻 |
出版社 | 小学館 |
あらすじ
作品に人生のすべてを捧げてきた漫画家・深澤。しかし、連載の終了を機に立ち止まってみると、そこには何もなかった。手元に残されたのは、漫画で稼いだお金と衰えた肉体のみ。「漫画家とは何か。漫画とは何か。」生きる指針を失い、虚無だけが広がる人生を前に、深澤はもがき続ける。
本作には、浅野いにお氏の自伝的要素が濃密に反映されている。無闇に飾り立てることなく、葛藤や苦悩、さらには稚拙さまでも赤裸々に描き出した一作だ。創作にすべてを捧げることの崇高さ、身を削り堕落していく過程に潜む美しさ、人間としての欠落が露呈していくことの羞恥。それらが容赦なく読者に突きつける。
著者 | 九井諒子 |
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巻数 | 短編集 |
出版社 | イースト・プレス |
あらすじ
九井諒子先生の短編集。タラバガニってカニじゃないらしいぜ – 「TARABAGANI」/ 魔物から国を守るために我々は街に被害を与えている? – 「ユイカ!ユイユイカ」/ あそこに見えるのは凄いお金持ちの家です。広すぎるのでバスや電車で移動します – 「すごいお金持ち」など全部で33作品収録。
本のタイトル「テラリウム」が示すように、各作品には独自の世界観がしっかりと築かれている。それどころか、「九井諒子先生の頭の中は一体どうなっているのだろう」と思わずにはいられないほど、読者をワクワクさせる切り口が多い。面白い発想を持つ人の思考をのぞいてみたい。そんな願いを叶えてくれるのが、この短編集である。
著者 | 山本 和音 |
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巻数 | 短編集 |
出版社 | KADOKAWA |
あらすじ
山本和音先生の短編集。全11話で構成。2150年、地球の平均気温は52度。人類はスノードームでの生活を義務付けられた。-「夏を知らない子供たち」|元彼が私に会いたがっている。私のことまだ好きじゃん?-「まどか、田園へ行く」|ドラフト候補の高校球児・三浦くんに1通のメールが届く-「ナイトゲーム」
この短編集は、それぞれの登場人物たちの人生の一瞬を切り取った感じを楽しむことができる。まさに短編集とはこのこと。個人的に好きな話は「ナイトゲーム」で、物語の展開から終わり方まで最高だった。すぐに読み返してしまったくらい好き。短編集全体を通して良い意味であっさりしているにも関わらず、読み終えたあとに何かが残る。よく分からないが夏に畳の上で読みたくなる作品。
著者 | ウルバノヴィチ香苗 |
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巻数 | 全2巻 |
出版社 | リイド社 |
あらすじ
現代と比べれば貧しい時代かもしれない。それでも、人々は会話を楽しみ、食を味わい、季節の移ろいに心を寄せながら日々を生きていた。本作は、そんな江戸の人々の暮らしを描いた短編集。江戸に流れる時間は、今よりもずっと穏やかで、ゆっくりと、そしてていねいに刻まれていた。
忙しない日々を送る現代人が、いつの間にか置き忘れてしまったもの。この作品には、そんな大切な何かが随所に散りばめられている。夏の暑さをそのままに感じ、夜空に浮かぶ月を眺め、どこからか漂う匂いに心を留める。私たちは、そんな当たり前の楽しみすら忘れてしまっていたのかもしれない。人間としての幸福とは何か。この物語には、慎ましい日常に潜む、小さな幸せが溢れている。
著者 | 中村ひなた |
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巻数 | 全4巻 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ
少年・宇佐美九の元へやってきた人型ロボット・いちこ。人の「心」を学ぶため一緒に暮らすことになった。宇佐美家の隣で暮らすのは、幼馴染の入江愛。愛は、真っ直ぐで優しい九に恋心を抱いていた。一方、九もまたロボットのいちこに抱く感情に変化が。
男の子の宇佐美九・女の子の入江愛・ロボットのいちこ、の三角関係を描いた作品。単純に人間の三角関係ではなく、ここにリアルな人型ロボットを入れることで、人間の複雑な心の動きと汚い部分がにじみ出てくる。それを透き通るような透明感ある、中村ひなた先生の絵のタッチで表現されたこの世界は、美しくて儚い。表情の描き方も自然かつリアルであるからこそ、このストーリーが成り立つし引き込まれる。漫画家としての技量を魅せつけられた作品。
著者 | 鶴谷香央理 |
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巻数 | 全5巻 |
出版社 | KADOKAWA |
あらすじ
気づいたら75歳。もう夫の三回忌。そんなある日、お婆さんは久しぶりに本屋に立ち寄ると、1冊の絵が綺麗な漫画と出会う。その本は「BL漫画」。書店でバイトするBL好きの女子高生店員とお婆さんの年の差友情物語が描かれる。
どこか消極的で同学年のみんなが大人に変わっていくなか1人取り残されてしまっているように感じている女子高生・佐山うららと、夫を亡くして退屈な日常に変わってしまった市野井雪が、BLを通して2人に「青春」が訪れるという面白い切り口。しかし、ちゃんと年の差の部分を描いており、佐山うららが市野井雪に対して悩んだり心配する様子はリアル。1つ1つの描写がリアルで、それぞれの立場で抱えているモノが描かれており、読み終えたあとには「良い作品に出会えた」と思えるはず。
著者 | 浅野いにお |
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巻数 | 全2巻 |
出版社 | 小学館 |
あらすじ
むずかしいもんだ。人生ってのは。死んだように生きるのが嫌で会社を辞めたはずなのに、今度は何も社会貢献できていない自分がまるで存在していないような気がしてくる。社会人1年目が過ぎた井上芽衣子は、会社を辞める。フリータの彼氏と同棲して6年。見上げた空は、近くて遠かった。
もがきながら生きる一方で、そんな自分を直視したくない。掴みたくても掴めず、普通に生きたくても生きられない。折り合いをつけるべき自分とも向き合えぬまま、選択肢は次第に消えていく。可能性を手放した先に何があるのかすら分からない。生きることへの漠然とした不安感と、ただ過ぎ去る時間に溺れそうになる。刺さる人には、とにかく刺さる作品。
著者 | 高見奈緒 |
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巻数 | 全2巻 |
出版社 | イースト・プレス |
あらすじ
両親の離婚により、兄は母の元へ引き取られ、8歳の弟・皆蔵(みなぞう)は父と暮らすことになった。しかし、皆蔵の胸には常に寂しさが付きまとっていた。「みんなと一緒にいたいだけなんだ…」彼の心の拠り所は、人気漫画のキャラクター・モクモクマンだった。今日もまた、皆蔵は彼に向けて手紙を綴る。一方、その漫画の作者もまた、虚無と向き合いながら筆を執っていた。
舞台は、異常気象による猛暑が続く東京。限られた者だけが地下へ避難を許される世界で、地上に取り残された孤独な少年と漫画家の物語が描かれる。度重なる災害や人災、生死の境を彷徨う日常の中で、漫画はどのような意味を持つのか。どこかの誰かに届く救いの手とは何か。読み終えたとき、心にじんわりと温かさが広がる。
著者 | 小出もと貴 |
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巻数 | 短編集 |
出版社 | 講談社 |
あらすじ
アイリウム・・・1錠飲めば24時間後へワープできる薬。服用すると普段通りの生活を行うことができるが、その間の記憶は自分に残らない。嫌なコト・辛いコトの前に服用すれば記憶に残ることなくやり過ごすことができ、24時間後に意識が戻る。そんなアイリウムが当たり前になった世界に生きる7人の物語。
アイリウムが普及したこの世界では「記憶の価値」とは?みたいな部分を考えさせられる。目の前にある出来事をある意味なかったことにすることができるアイリウムは、人々を物凄く単純な生物へと変えてしまう。しかし、7人の物語の中には、アイリウムが現実でも誕生すれば、実用化される可能性はあるのでは?と思わせられるようなリアリティある場面も。アイリウムは神の慈悲か?悪魔の策略か?読み終えたあとに、考えさせられてしまう。
著者 | 魚豊 |
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巻数 | 全8巻 |
出版社 | 小学館 |
あらすじ
15世紀のヨーロッパ。異端思想の者は、拷問され火炙りに処された時代。天動説が当たり前のように信じられていたこの世界で、異端と見なされる「地動説」を支持する者たちがいた。彼らは命がけで真実を追い求める・・・。
信じたいから信じ、神や宗教という縛りがあるなかで、今の言葉で言うなら「逆張り」をしている人たちのもがく姿が熱い。そしてこの作品の面白いところは、届かなかった夢の儚さをちゃんと感じ取れるところ。
著者 | 石塚真一 |
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巻数 | 全10巻 |
出版社 | 小学館 |
あらすじ
中学時代、友達に誘われたジャズの演奏会をきっかけにジャズに心を打たれた宮本大。高3になった大。ジャズに誘ってくれた友達は医学部を目指していて楽器の演奏はやめていた。3年生としての部活も終わり、大は1人河原でサックスを独学で吹き続ける。ジャズプレイヤーになることを夢見る1人の青年を描いた物語。
真っ直ぐすぎる大の挑戦する姿に応援したくなります。そして画力に音色が乗っかり、漫画なのに音が聴こえてきます。本当に。
著者 | 此元和津也 |
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巻数 | 全8巻 |
出版社 | 佐藤漫画製作所 |
あらすじ
昭和19年9月。サイパンは堕ち、米軍による本土への空襲が始まった。日本はこの逆境を乗り越えるため新たな兵器が考案される。その名は「回天」、1度搭乗すれば生還することはできない人間魚雷。巨大な鉄の棺桶である。少年たちは自ら志願し、この回転に乗り込む・・・。
まず圧倒的な画力に背筋がゾッとするほど引き込まれます。そして、登場人物たちの心情や葛藤も描かれており全員が全員同じ方向を指しているわけでもないところも良い。主人公の渡辺もその中の1人。終盤にかけて心境の変化の仕方もリアルです。
著者 | KAITO |
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巻数 | 全8巻 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ
いつから変わってしまったのだろう。どこか達観している高3の太一。太一とは正反対で、背が高くスポーツができる幼馴染のトーマ。そして太一と同じく背の小さな女子の二葉。どんくさくていつも俯いている。そんな高校3年生の青春と心の葛藤を描いた作品。
最初は爽やかな青春学園物語だと勝手に思い込んで読んでいたのですが、読み進めていくと後頭部を殴られたかのような衝撃を受けた作品。憧れや嫉妬に嫌悪感など複雑な感情に向き合えない人、向き合いつつある人、隠している人。登場人物たちが選んだ答えをぜひ読んでほしいです。
著者 | 水上悟志 |
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巻数 | 全6巻 |
出版社 | 少年画報社 |
あらすじ
中学2年生・フータの教室に転校生がやってくる。名前は、石神鉱子。彼女の額には額には大きな傷がある。その傷を隠すことなく堂々とした振る舞いにフータは見惚れてしまう。フータは石神の後ろにいる霊に気付く。実はフータには「視える力」があった。フータの力に気付いた石神は、フータの命を狙う・・・?
この物語は前世と今を行ったり来たりするのですが、物語が進むにつれてどんどん壮大になっていきます。読めば読むほど面白い漫画。
著者 | 此元和津也 |
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巻数 | 全8巻 |
出版社 | 秋田書店 |
あらすじ
高校生の瀬戸は、暇をつぶすために。同じく同級生の内海は塾までの時間をつぶすために。今日も学校が終わると河川敷に集まり、2人の爽快でコミカルな関西弁トークが始まる。
漫才が好きな人ほど、どっぷりとハマってしまう作品だと思います。ギャグ漫画か?というと少し違っていて、とにかく2人が喋り倒すという感じ。これを漫画で表せているところが凄い。
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